Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

右翼とも左翼とも群れない

2016年12月29日 19時59分27秒 | Weblog
メディア・マスコミ中国
「裏切者」「スパイ」と呼ばれて…日本でいま、中国を論じる難しさ
中国に生まれた作家のホンネ【後編】




劉 私のように民主化を求める中国人や、独立運動をおこなう少数民族の活動家が、保守派の媒体にしか文章を発表できないのは、日本のリベラルの人たちにも責任があると思うんです。

なぜ『世界』(岩波書店)みたいなリベラルな雑誌は、中国の平和や人権や民主主義に関係したテーマをあまり積極的に取り上げないんでしょうか



劉 リベラルの言論人が、慰安婦問題などでは人権派や良識派を演じながら、中国の人権弾圧に関心を向けないのはダブルスタンダードではありませんか? 天安門事件では、人権どころか人命がたくさん失われているんです。


劉 口では自由・民主・平等、弱者への寄り添いといった話をしていても、実際は安倍政権や日本の政府を攻撃できる材料にしか関心を持っていないんじゃないかと思えます。



日本のリベラルは同じ韓国人慰安婦でも米軍慰安婦を救済しようとしない。

日本が叩けるときだけ、叩く。

アメリカのリベラルは一部を除いて、その底に根深いナショナリズムが染み付いているから、米軍慰安婦問題にはあえて触れる勇気がない。

 
劉 いたるところで踏み絵を踏まされるんです。リベラルなら、安倍政権や原発や安保に反対するか。右翼や保守派なら、南京大虐殺や慰安婦問題を否定するか。いわばムラの理屈にフルパッケージで従わないと、ものを言わせてもらえないんです。

これって日本版の言論統制じゃないかしら。中国みたいに党の中央宣伝部が自由な意見の発表を制限しているわけではないのに、自分たち自身で勝手に「正しい言論」を統制するんですよ。そのやり方は目にははっきり見えなくて、すごく陰湿で……。どこに落とし穴や地雷があるのか。外国出身の私の目にはまったく分かりません。


この点、私は、軍事的には、核武装も辞さない右翼、外国人の入国の許可不許可は国家の裁量で、無制限な入国を否定する意味で、中道、弱者についてなるべく富裕層の金を再配分して弱者にまわして、格差是正すべき、と考える点では左翼、個人の自由を最大限容認すべきとする点では、リベラル、それでいて伝統は、正義に反しない限り、他人に押し付けない限りで尊重すべきと考える点では保守。

しかし、 いずれにせよ、右翼とも左翼とも、保守ともリベラルとも群れない。それを誇りに思っている。



劉 確かに、日本に来た、あるいは住んでいる外国人は、日本社会の欠点を指摘してはいけないような感じを受けます。なにごとも「素晴らしい」と言わないとダメでしょうね。


外人枠には、「日本は素晴らしい」と言ってくれる外人枠と、「日本は遅れている!」と言ってくれる外人枠がある。




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