[長谷川幸洋「ニュースの深層」]
TPP脱退という選択肢はない 政治もメディアも国民もリアリズムを受け入れよ
安倍晋三政権がTPP交渉参加を決断した背景には、大きく2つの譲れない理由があるからだ。
それは安保防衛上の配慮、それに国内の構造改革加速である。
新聞などメディアはなぜか真正面からズバリと書こうとしないが、この2つはいずれも日本が避けて通れない問題だ。もしも日本が交渉には参加してみたが結局、TPPの枠組みには不参加という判断をするなら、日米同盟は大きく揺らぐ。かつ国内の改革は進まず、再び経済停滞の泥沼に足をすくわれかねない。
安倍政権にとって、それは「できない相談」である。だから重要5品目の関税引き下げで譲歩することになっても、TPPは参加する以外に選択肢はない。ということは、これからはまさに「条件をめぐる交渉」になるのだ。ここを間違えてはいけない。
言い換えれば、日米同盟護持のために、自民党支持団体が裏切られた、というわけか wwww。
自民党は芝居、ジェスチャーがめちゃくちゃうまい。支持団体も右翼もつねに騙されてきた。