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びんのふた

2010年03月29日 00時10分22秒 | Weblog
The lid on the jar

Posted by ampontan on Sunday, March 28, 2010


anponntanさんが 古森氏の日本国民は信用できない のなかにでてくるびんのふた論について書いている。

「日米同盟の効用の一つは日本が自主防衛に走り、軍国主義の道を歩むのを在日米軍の存在や米国の日本防衛誓約で抑えることだという論」である。

 で、これはキッシンジャーかなにかの本でも言及されていた論でもある。

 で、Bill氏の記事は、仮にアメリカが北東アジアを去ったとして、中国・ロシア・北朝鮮のどれが一番危険か?と問い、日本ではないだろう、という。

 仮にそうなったとして、そして、日本が万が一そのような危険な道を歩む意思があったとして、日本が近隣諸国を侵略する、ということは軍事的にも戦略的にも、現実的に不可能に近い、のではないだろうか?

 にもかかわらず、歴史問題などを通じて、各国のメディアで、日本の軍国主義化などが真顔で論じられて、また、本当にそうしたことを懸念する人がいたのにはびっくりしたが、古森氏の記事における沖縄の一学者もそのような論の支持者であった、という。

 ところで、先日Mozuさん経由で紹介した csisの論文に日米同盟が終わりになるシナリオを言及している。(論文はこれは可能性は少なく、避けなくてはいけない、とする)

•The stability of US-China relations;
•The Japanese leadership’s ability and/or willingness to adhere to alliance agreements and clearly articulate to the Japanese people the rationale for US bases in Japan;
The credibility of the US commitment to peace and stability in the region and its security guarantee to Japan;

Economic health and the ability to maintain needed/necessary defense spending; and

Domestic politics in both nations.




 興味をひくのは、

In a hypothetical situation characterized by open conflict between the US and China (e.g., over Taiwan), if China were to threaten an attack on Japan in an attempt to forestall or – if hostilities between US and Chinese forces had already commenced – stop the US from using its bases in Japan to launch attacks against Chinese forces, Japanese leaders would be faced with a very difficult choice. It is conceivable that a Japanese decision to forbid the US military from using its bases in Japan in the middle of a conflict, even if the choice was made to protect the lives of innocent Japanese civilians, could lead Washington to abrogate the alliance.



仮に米中が台湾をめぐって対立が激化し、日本への攻撃をほのめかし、日本が米軍による在日米軍基地の使用をやめささせたら、 米国は同盟を破棄するだろう、という。

また、2番目の • 印のところに注目すると、the rationale for US bases in Japanを日本の政治家が説得的な説明を怠ったらというのが同盟破棄の一要因としてあげられている。


また、ニュージーランドがアメリカの核持ち込みを認めない非核政策をとるようになり、米国が防衛上の義務を打ち切った86年以降、機能を停止してる例も挙げられている。

 これらの例から、素人的に考えると、在日米軍基地と日米同盟はセットになっている、と考えて良いのではないだろうか?

 とすれば、鳩山政府が日米同盟護持を主張しつつ、普天間基地国外移転と言えない理由もわりに納得しやすい。

 仮にそうだとすれば、古森氏の記事のなかの一学者は、日米同盟護持 + 在沖縄米軍不要 論をとるようなので、現実的な意見ではない。

 また、csisの記事にもどると、仮に日米同盟が破棄されたとして、NZのときのように、日米は友好国で有り続けることも可能だし、また、米国と結んだような同盟関係を中国と結ぶこともないだろうとして、その上で、

日本は

○軍事費の増大する
○核武装はない∵核競争がおきるから
○経済的にかなりよくやっていなくてはならない。
○中国韓国日本で政治的・経済的3者相互協力関係を促進するかもしれない。

などという。

で、一番得するのは中国である。日本は中国と諍いがないように中国のいうことを聞くようになって、それが中国の平和的台頭として、国際的に印象づけられるし、また、アメリカとの関係でも強くでることもできる。韓国やインドネシア・フィリピンにとっては不安定要因なるが、インドやロシアにとっては微妙。


 とはいうものの、各政党が日米同盟護持を、いわゆる自主防衛派もそのように主張していることだし、近い将来、日米同盟破棄ということはないだろう。

 Anpontanさんが記事の最初におもしろい引用をしている。


If you need somebody you can trust, trust yourself.
- Bob Dylan, “Trust Yourself”

誰か信用できる人が必要なら自分を信用しなさい。

 信じる「自分」は、記事からすれば、「自分の国」として、沖縄の学者に向けた言葉なのか、日本国民に向けた言葉なのか微妙である。

 いずれにせよ、日本の暴走はない、というより、できないし、今後 中国を凌駕する経済力をもちえないのだから、する余裕もない、というのが実態であろう。
 しかし、大国やいまだ国際関係にとりこまれていないならずもの国家の暴走は有り得る。

 日米同盟護持にせよ、日米同盟が失われてしまうにせよ、平和と自由のために経済繁栄と軍事力強化は必要であろう。

 そして、日本の平和と自由のために有害なのは、日米同盟破棄+軍事力削減であろうーーーーこうした夢をみている限り、国内の米軍基地云々についていうのは無責任であろう。






 












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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-03-29 17:10:10
質問なんですが、記事の「Bill氏の記事」というのはどの記事なんでしょう?
URLがあれば教えてください。
Unknown (空)
2010-03-29 17:14:19
申し訳ない。
Ampontan (AKA Bill Sakovich)
http://ampontan.wordpress.com/about/

ということで、該当記事は、The lid on the jar
該当箇所は

Now consider this: If the Americans left Northeast Asia tomorrow, which of the following countries would be the most likely, and which the least likely, to unsheathe their sabers: China, Russia, North Korea…or Japan? South Korea is unlikely to provoke a conflict in the region, but it would be unreasonable to claim that Japan is more of a potential threat

あたりです。
Unknown (Unknown)
2010-03-29 20:11:16
ありがとうございます。

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