他人の生きていく権利を奪ったものは、国民の名のもとで、裁判で死刑によって報復すべきだと思います。われわれは、こういう人権の侵害を認めない。実力を行使して、誰の目にも明らかになるように、奪ったものに釣り合う方法で示すべきだと思います。
— buvery (@buvery) 2018年7月11日
裁判の過程では慎重であるべき、法律論など色々あるでしょう。しかし、死刑とは、被害者故人の人権と、犯人の人権を、国民として、実力で釣り合わせる、それが根本の意義です。ヨーロッパが人権をもちだすなら、我々も、被害者故人の人権は大事だと思う、公平に釣り合わせよう、と答えてやりましょう。
— buvery (@buvery) 2018年7月11日
刑罰の理論というのは、欧州でも古くからあって、複雑なわけですけど、被害者個人の人権を大事だと思うのは昔からその通りなんですね。で、その人権を侵害してしまった場合に、「目には目を、歯には歯を」というのは、、正義の古い定式としてはありますけど、それじゃあ、例えば、30人殺しておいて、犯罪者1人が死ぬだけでは、理屈としては”公平に釣り合”っていない。
こうした場合、報復型釣り合いでは、公平は実現できていないわけです。
そもそも、腕を切ったやつは、その腕を切ってやればいい、強姦した奴は強姦してやればいい、というわけには現代社会ではいかない。残酷な刑罰はやめよう、というのが、成熟した社会なわけですね。
腕を切った奴は、罰に値するけど、腕を切る以外に適切な償いのしかたがあるだろう、というわけですね。
たしかに、殺人を犯したやつも罰に値し、死刑もその一つかもしれませんけど、死刑以外の適切な償いだってあるんじゃないか、というのが、死刑廃止論の立場であります。
ちなみに、BBCが両論まとめているようですが
Ethics guide
Capital punishment
そのなかで、死刑にしたほうが高くつく、
Financial Facts About the Death Penalty
というデータもあるわけですね。
BBCのまだみていないんですけど、時間のあるとき読んでみることにします。