婚活詐欺男に懲役１０年求刑…女性５人手玉に
お見合いパーティーなどで知り合った２０歳代の女性５人に結婚話を持ちかけ、計約１２３０万円を詐取したとして詐欺罪に問われた住所不定、無職杉原章五被告（４８）の論告求刑公判が５日、神戸地裁（辻井由雅裁判官）であった。
検察側は「被害者の信頼を踏みにじる卑劣極まりない犯行」として懲役１０年を求刑。一方、弁護側は「金を受け取っていない」などと一部の起訴事実を否認した上で寛大な判決を求め、結審した。判決は２６日。
論告で検察側は、杉原被告は偽名で医師やアパレル会社重役などの名刺を手渡し、「年収は１０００万円以上」などと女性を誘い、「悪性リンパ腫にかかり米国での治療が必要」「家に泥棒が入った」などと金を要求した、と指摘。
（2013年7月6日11時14分 読売新聞）
