こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

技術は進歩しても人間は進歩しない

2022年08月30日 | 日々思うこと、考えること
現在接近中の台風11号はずいぶん大きなものらしい。
今のところ進路は西だが、しばらくしたら北上する可能性があるらしく状況は予断を許さない。
今日も気温は低くて体は楽。
昨晩、マルチーズのコロはずいぶん鳴いて、妻はあまり眠れなかったようだが私は目が覚めなかった。
精神的には楽になったが、体は疲れていたのかもしれない。
朝、お薬とチュールを飲ませて出てきた。
先週の休暇中、同僚の新人君はよく頑張ってくれ、ずいぶん助かった。
その新人君、こういっては失礼だが私の若い頃によく似ている。
何よりそう感じるのは、自分の世界というものが絶対的に全てだと思っていることだ。
たしかに社会人になってしばらく経つとそう思うのは仕方のないことで、私もそうだった。
3回りも年が違うので、そういうことに基づく行動に対していちいちめくじらを立てても仕方がないということはすぐにわかったので、常勤になってからはなるべく優しく諭すようにしている。
このことが示しているのは、人間というのは時代を経てもそうそう変わらないということだ。
医学の知識、技術は進歩して、医師としてやっていることはもちろん違うが、それらを使う人間は同じということ。
このことは、何も医療に限った話ではない。

戦争とが悪いことであるとわかっているのに、いつまでたっても無くならないということはこのことを端的に示している。
いよいよ核兵器の開発にまで至り、人を殺すための技術は行き着くところまできているが、これを利用とする人間は進歩していないわけで、そのことがリスクとなる。

先日の核拡散防止条約の再検討会議というのが決裂したということが、人間はいつまで経っても進歩しないということを示している。
暴君、愚君というのはこの先も再生産され、このような危機は繰り返されるだろう。

モノの進歩はこの先も続くだろうが、人間はちっとも進歩しそうにない。
解決するには教育が1番だが、そのあたりのことはよくわかっているので、タリバンのように教育を著しく制限する支配者もいていつまで経ってもうまくいきそうにない。

私はこれまでに周りの人に多大な迷惑をかけながら生きてきた。
そのひどさたるや新人君以上で、失敗するたびに反省し、また失敗して反省するが、失敗はあれこれ繰り返されて未だこれといった進歩はない。

人のことは言えないのだ。

歴史は繰り返される

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