東大の学生がコンパで飲みすぎ、急性アルコール中毒で亡くなり、その遺族が一緒に飲んでいた学生たちを提訴した。
まず、亡くなった学生のご冥福を祈る。
楽しいはずの飲み会が、人の死に結びつく危険性をはらんでいる。
まったく矛盾している。
誰かが飲みすぎて、つぶれて寝てしまう。自分たちも酔っ払っていて、少々眠い。そうなると、寝ているのだか、昏睡なのかわからない。
しばらく休ませておいたら復活してくるだろうと思っているうち気がついたら亡くなっていた。
なんともやりきれない。
ここで私の昔の馬鹿話をしても仕方ないし、飲みすぎて死ぬかと思ったことがあるのは私だけではあるまい。こと酒に関して、一度たりとも酔ったことなど無く、偉そうなことが言える人間などほとんどいないのではないか。
だがせめて、若い人にどうしたら上手に酒を飲めるようになるかを教えることはできないだろうか。
飲酒は20歳からとなっているのを25歳からにするとか。賭け事と一緒で学生は飲んじゃダメ、とか。そんなふうにしたらどうだろう。
そんなこといっても、無理なのはわかりきっているし、学生のうちに酒の飲み方を少しずつ覚えるというのも大事。
酒は飲んでも飲まれるな。たとえ飲まれても、命を落とすほどは飲まない。
そして、いつもまわりの人の様子に気をつけていよう。わかりきっているのだけど難しい。