こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

私にとっての成人式

2014年01月15日 | あの頃のこと…思い出話
30年前の今日、すなわち1月15日、私は家からは少し離れたところにある区の体育館で開催された成人式に出席した。昔は1月15日が成人式だった。
その日も今日のような曇天だったと記憶している。
12月生まれの私は二十歳になったばかり、一浪して医大に入って迎えた初めての冬だった。



あの頃の私、とても人にお話しできるようなことは何一つ無い人間だった。

乱暴で、怠惰で、世間知らず。
大学の講義を馬鹿にし、タバコを吸い、酒を飲んで騒ぎ、無謀な運転をした。
もちろん、それだけではとどまらず、多くのことで多くの人に迷惑をかけ、心配をかけた。



昨今話題になる、成人式の会場で暴れるようなことはしなかったが、すべてが自分を中心に回っていると考えていた点で、本質的には彼らと違うことは無い。
最近では”やんちゃ”などという、小学校低学年児に使うような言葉をまとって好き放題をする20歳前後の若者さえいるようだが、私もたいして変わりない。

私にとって成人式はその頃のことを思い出させてくれる、私の人生のメルクマールとして重要な意味を持っている。



こんなんだったら、成人式なんてやらなければいいのに、というように考えることもある。
だが、20歳という人生の第二の門出の時のことを、30年後に思い出し、それをどう考え、見直すか、という意味で、成人式という行事の存在そのものは悪くはないと、今では思える。したがって、成人式は存続させるべきものだと考える。

はたして、30年経って、自分は変わったか、それとも変わってないか。
いずれにしても、成人式はわずか20年の節目。私はそれからもう30年生きている。

落ち着いたのはいつ
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