令和元年5月1日の朝は小雨交じり。それでも、ガラガラの横須賀線の車窓から外を見ると大船を過ぎるあたりで青空ものぞいていたけど、夜にはまた雨となってしまった。
世の中は10連休の何日めかだけど、院内を歩けば病気の人がたくさんいる。昨日亡くなった方もいるし、今日生まれた子もいる。それが世の中だ。
テレビ新聞では令和、令和の連呼で、ちょっと食傷気味だけど、この機会にしか元号とか、時代の流れとかを考えることもないので、私も素直にこれらにならって新しい時代を考えたい。
上皇陛下は昭和8年生まれで私の父の2歳上。そして、新天皇は私の3歳上と、偶然ながら親子とも同世代。そのことを考えると、何よりも私自身もいよいよ自分がこの国を背負っていかなくてはいけなくなったのだということを自覚しなくてはいけない。
平成が日本だけでなく、世界中が閉塞感に包まれてつつある時代だったとすると、令和の時代はそれを食い止め、少し晴れて明るい時代になるようにしたい。これまでの国の歴史を変えることはできないのは人生と同じ。でも、国民全体でこれからの日本をよい国にしていくことはできるというのもまた人生と同じだ。
よい国とは何か、何よりも平和だろうし、さらには誇りを持つことのできる国。そんなことを考えなくてはいけない。
ぜひ、そんな国になるように、微力ながら努力していきたい。
私たちの時代が来た