ベストセラー作家、角田光代の本が平積みになっているのを、「ああ、またか」と思って、チラッとだけ見た。そのときに、「八」と「蝉」の字が印象に残ったらしく、題名が「八月の蝉」だと思い込んでしまった。日本アカデミー賞も多部門でタイトルを獲得したようだが、その時の報道でも、題名を誤って理解していることには気がつかなかった。娘が、「これ面白かったよ」といって、渡してくれたのが「八日目の蝉」。あれ?「八日目?」。
「八月の蝉」ではなかった。
そもそも「八月の蝉」では、当たり前で小説にならない。
6月の読書メーター読んだ本の数:2冊読んだページ数:718ページナイス数:31ナイス八日目の蝉 (中公文庫)犯罪というものはそれに巻き込まれた人間の人生を変えるが、かかわりのない人間にとっては、あってもなくてもどうでもいいこと。そして、その巻き込まれた人間にしても、それぞれの受け止め方、立場は全く違う。それでも犯罪の加害者、被害者はそれぞれ生きていく、そして、八日目の朝を迎える。読了日:06月30日 著者:角田 光代
しゃばけ (新潮文庫)若だんなのこのシリーズ、最初に読んだのが「ちんぷんかん」。面白かったので最初から読もうと次に手に取ったのがこの本で、順序がまるきり逆になってしまったが、どうしてとても楽しめた。話の中で、若だんなは成長したけど、このあと少しは成長したのだったかな?途中も読んでみよう。読了日:06月14日 著者:畠中 恵
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