2006年11月11日 近鉄山田線 宇治山田駅
以前、このブログで神戸高速鉄道のPiTaPa導入の話題を書きましたが、今回は近鉄のPiTaPa導入の話題を書こうと思います。
PiTaPaについては神戸高速の所で少し説明してありますが、改めてもう1度・・・PiTaPaとは料金後払い式のICカード乗車券で関西の大手私鉄(近鉄を除く)、大阪・神戸市営地下鉄、関西と岡山の一部の中小私鉄とICOCAが使えるJR西日本の駅で使えます。
近鉄は2007年春に一部の狭軌支線を除く全線でのPiTaPa導入を発表しており、今年の秋から各地でICカード対応工事が始まり、ICカード対応の改造工事が行われた自動改札機が次第に増えてきています。
ICカード対応工事は既に自動改札機がほとんどの駅で設置されている大阪地区の路線で多く見られますが、最近になって名古屋地区でも主要駅を中心に対応工事が始まっているようです。上の写真にあるように、私が先日、訪れた宇治山田駅では4台あった自動改札機の内、2台が新しいICカード対応の改札機に取り替えられていました。また、隣の伊勢市駅でも近鉄側の有人改札口にICカード専用の簡易改札機とICカードの入金機らしき機械が設置されているのを見かけました。
PiTaPaは近鉄の導入によって、東は名古屋から西は岡山までカバーするICカード乗車券となるわけですが、PiTaPaと相互利用を行っているJR西日本のICOCAが2007年夏以降に岡山・広島地区でも導入される事によって、PiTaPaの使用可能地域は広島まで拡大されます。PiTaPaは2004年8月に阪急と京阪が使用を開始した当初には、想像しえなかったところまで拡大しようとしています。
伊勢市駅に設置された入金機と思われる機械(手前)とICカード専用の出場用簡易改札機(奥)