賢太郎の物書き修行

IT系と政治関連の事件を中心にコラム風に書いています。趣味は舞台、だけど最近は殆ど観てないな~。

タバコ税

2008-06-12 08:03:38 | モブログ
タバコ税を上げて、タバコの値段を1000円位にしようという動きがあるらしい。ある研究によると税収を最大にして喫煙者を最小になるのはタバコの値段が1000円の時なのだそうだ。確かに欧米などはタバコはだいたい1000円になっている。
だが、タバコ税改正は本来なら税体系全体の問題として議論されなければいけないことなのではないか。増加する社会保障費の財源確保のために公的支出として何を削り何を削らないか何を増やすかという議論の裏返しに、特定消費や収入に課税するのか消費税のように全体に税をかけるのか議論されなければいけないと思う。税の問題は議論が乱暴で偏りが激しい。法人税を増やすという話もあるが、今や労働者は会社が儲からければ自分たちの給料が増えないことは知っている。法人税が増えれば設備投資などを抑制せざるを得ず、競争力が落ちて業績が悪化するかもしれないということを皆知っているのだ。
政治家は社会を二つに分けたがる。資本家と労働者。しかし、労働者は金融資産を通して投資家となっている。いくら給料が増えても資産が悪化すれば不幸だ。ならば…。

問題は政治家にビジネスの経験が不足していることではなかろうか。

人間の英知は自然を越えるか?

2008-06-11 07:50:56 | モブログ
日本水連がスピード社の水着使用を認める決定を下した。オリンピック直前の公式戦でスピード社のレーザーレーサーを着用した選手が世界新記録を叩き出したのが決定的だった。国内3メーカーも受け入れた。
今季世界で新記録を出したのは一人を除いて全てレーザーレーサーを採用した選手だったという。ただ一人スピード社以外の水着で新記録を出したアメリカ人女性選手は「水着が泳ぐわけじゃないでしょう」と言っているそうだ。実際は使用している水着メーカーと協力して自分にあったものを開発してもらっているので「水着と一緒に泳いでいる」というところだが、この言葉だけを取り上げて、いっそのこと“ふんどし”で泳いだら?などという意見もある。今日の日経一面のコラム春秋がそうだ。
スポーツでも陸上や水泳のような競技は人間がいかにして自然の驚異的なパワーに迫ることが出来るかということが目標だと思う。いくら世界新記録と言ってもイルカや回遊魚のスピードには遠く及ばない。元々人間の体は“走る”ことや“泳ぐ”ことには適していない。走るには足の裏が柔らか過ぎるし、泳ぐには体の凹凸が大きすぎる。それを矯正するのが靴や水着ということになる。
今や世界新記録は選手の鍛錬だけでは更新出来ない。走法や泳法もコンピューターのシミュレーションが利用される。靴も水着も人間の英知が自然に挑戦する手段と言えないか。

オリンピックの水泳ではトップスイマーのほとんどはレーザーレーサーを着用することになるだろう。そうなれば選出同士の勝負は積み重ねた鍛錬と技術によるのだろうし、世界新記録は選手の力と水着開発の努力が合わさった結果となるのだろう。とはいえ、それだけの労力を費やしても、最も遅いイルカにさえ遠く及ばない。まだまだ足りないということだ。

忙しくなってきて、楽しい

2008-06-10 19:23:45 | モブログ
今、社内プロジェクトを2つと事業企画を2つ抱えている。更に、もう一つプロジェクトを立ち上げる予定。メインで関わっているのは2つなのでキツくはないが忙しくなってきた。僕の仕事は人を働かせること。人が動く様になってくると楽しい。
今まで一人分しか働けなかったのが何倍も働けるようになる。その環境を作り出すのは大変だけど、面白い。さあ、明日も頑張る是。

作り話みたいな事件

2008-06-09 08:26:48 | モブログ
秋葉原の通り魔事件は映画やドラマのようで実感がわかない。テレビで繰り返し流れる監視カメラや携帯カメラの映像も良く出来た作りモノ感を強める。
それにしても、人生に絶望して他人を巻き込むという思考は一体。激しい怒りと憎しみを感じる。半年もすれば裁判が始まるのだろうが、極刑は免れないだろう。

マケインのことに関心を払おう

2008-06-06 08:07:52 | モブログ
アメリカ大統領選の候補者が出揃った。民主党は党内にシコリを残しつつオバマに、共和党は早々にマケインに決まった。日本では小浜に引っ掛けて面白可笑しく取り上げられたり、黒人初の大統領が誕生すると騒いでいる。
オバマは若く、マイノリティ出身で、いかにも新鮮だ。そこに期待が集まっている。対して…。マケインは軍人出身で経験豊富。これほど対照的なのも珍しい。
ただ、アメリカ人が“変化”を求めているかどうかは分からない。長期化するイラク問題やテロに怯える不安定な社会に対する不満の方が大きいと思う。社会制度を自由化して不安定要素を増やすより、より安定した保護的な政策を望んでいる気がする。
そうなると“変化”はあまり有効なメッセージではない気がするのだが。だから、オバマよりマケインに関心を払った方が良いのではないかと思う。

シンプルな理由

2008-06-04 22:27:40 | モブログ
ある部署の人数が多いことが問題だということでコンサルタントが入って課題解決をするプロジェクトに参加している。

まずは「何故多いのか」という原因分析を続けているのだが、なかなか根本原因に辿り着かない。今日コアメンバーとディスカッションをして、やっと辿り着いた。

簡単な話だ。「何かに対する予備人員を抱えている」からだ。「保険」といっていたが、補償金と同額の保険料を支払っているわけだ。人が増えないわけがない。

多いのは多いからという結果。ごまかしを剥がしてみると単に不要な人間が惰性でいるというだけのこと。この事実を認めるのに1ヶ月。悪くないペースだ。

民主党は選挙に負けるだろう

2008-06-03 07:16:24 | モブログ
アメリカ大統領選の話しだ。漸く大統領候補が決まりそうな民主党。しかし長期に渡った予備選挙で民主党内に大きく深い溝が刻まれた。
反対に共和党は早々に候補が決まり大統領本選挙で先行する。現時点で両党の状況を比較すれば共和党候補に分がありそうだ。いくら大統領選挙が大統領個人を直接選ぶ選挙とはいえ、政権党になるかどうかは大きな違いだろう。民主党にも序盤で予備選挙の結果をハッキリさせて本選挙に取りかかりたいと言う意見はあったろうが、人種とジェンダーの問題が絡んでしまい引くに引けない状況が生まれてしまったのではあるまいか。

一方、日本の民主党もちょっと変だ。あれほど目指していた総選挙の動きがピタリとなくなった。問題山積の政治状況に「火中の栗」とばかりに手を出さないとすれば、結局政権が欲しかっただけで真に国民の為という使命感はなかったと言うことか。