ゲストハウス・プリ / Guest House Puli

日月潭、廬山温泉、合歓山(登山)等へ向かう拠点になる町≪埔里≫で生活する日本人オーナーの個人日記。

(風習/慣習):拝拝(農暦2日と16日)

2011年01月19日 | 日記
商売人にとって、毎月の農暦2日と16日は商売繁盛を祈って御参りをする特別な日です。
一般に神様に食べ物を中心としたお供えをします。

本日は新暦で1/19ですが、農暦では12月16日なんです。

暦上で今年最後の「御参りの日」となるので、「尾牙」と呼ばれています。
今年最後のお供えの日です。
「尾」=「最後」 「牙」=「歯を使う」 と面白いゴロ合わせですね。

一般に民衆の間ではこの「尾牙」を忘年会と称して旧正月が近づく年末に食事会としている会社が多いですね。

だから農暦では暦上、まだ今年は終わっていません。



日本でも数えられている「干支」は農暦で計算されています。
まだ農暦上、今は12月ですから「兎年」はまだ始まっていません。

日本人ってけっこう自分勝手ですよね、1/1を干支の始まりにしちゃうなんて・・・。

農暦の新年は1月~2月と毎年違う日になりますから、同じ年の2月生まれの二人でも「ねずみ」とか「うし」になったりするんです。

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≪御参りについて≫

先ず、「土地公」と呼ばれているその土地を管轄している神様が祭ってある「廟」へ行きます。

ここに「土地公」が住んでいます。


「紙のお金」を準備(買うんですけど)します。


持って来た果物やお菓子を「お供え物」として備えます。本日は「尾牙」なのでちょっとフンパツしました。
(個人的な意見ですが、御参りの後は持って帰って自分たちで食べれるので嫌いなものは買わない方がいいですね。)


「お供え」の次にお線香をあげます。

御参りするときは「住所」「名前」「商売の種類」「商売繁盛祈願」などの詳細を「土地公さん」に話します。あ、あと「どうしてこの土地で商売しているのか」もでした。
この部分はたぶん中国語の方がいいと思います(笑)。



続いては「紙のお金」です。これは燃やして神様に渡します。

最後にもう一度御参りをして無事終了です。

来年も良い一年になりますように!





コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
このトレーナー (しのさん)
2011-01-24 07:31:20
ちゃんと地主にご挨拶してるのねー。偉い。
あのさ、関係ないけどこの一番最後の一番にやけてる写真のトレーナーって中国留学時代から着てなかった?
ものすごく見覚えあるんだけど。
Unknown (watabe)
2011-01-24 20:20:31
よく覚えてるね、もう20年着てるお気に入りだ!
あたった! (しのさん)
2011-01-28 09:02:42
やった!やっぱりそうなんだ。
結構物持ちいいんだね。

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