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福岡中央区・南九条の会「日本国憲法は押し付けられたか」

2007年02月19日 14時05分01秒 | 各地・各層の9条の会
「福岡中央区・南九条の会」主催の催しが、2007年2月18日福岡市中央区笹岡公民館で開催され、30数名が集いました。
この集いでは、九州大学同窓生9条の会・事務局次長の榊山 惇氏が、「日本国憲法は押し付けられたか」と題して1時間の講演を行い、そのあと質疑が行なわれました。
 この講演は、昨年12月9日に、「本八日未明+1集会」と題して『太平洋戦争開戦日』(12/8)の翌日(+1)に九州大学六本松キャンパスで行なわれた講演を聴いた参加者が、もう一度 他の人びとにも聞かせたいと要請して実現したものです「本八日未明+1集会」については、別項にありますが、九州大学9条の会と日本科学者会議福岡支部が主催し、六本松九条の会と九州大学同窓生9条の会が後援して開催したものです。
講演のテーマは、鈴木安蔵ら「憲法研究会」が、GHQが政府に押し付けたとされる『マッカーサー試案』よりもずっと早く1945年12月28日に「憲法草案要項」を発表し、この中で「国民主権」と「象徴天皇制」が明確にされていたということ。
そして、GHQはこの「憲法研究会案」が発表されると直ちに2種類(2チーム)の英語訳を作り、研究・検討した結果、これを元にGHQ案を作成し、それが『マッカーサー試案』になったというものです。
また、講演ではGHQでこの作業にあたった多くのメンバーが見たであろう、1940年公開のチャプリンの映画「独裁者」と、反戦運動にも積極的であったジョン・レノンの「イマジン」そして、チャプリンやジョン・レノンが聴いたであろうベートーヴェンの「第九」の合唱のメッセージについて熱く語られました。
そしてチャプリンは、映画「独裁者」の中では「兵士諸君!民主主義の名において団結せよ!」と演説しているが、これはその映画を通じて映画を見ている観衆への呼びかけであり、さらに世紀を超えて今これを見ている私たち一人ひとりに訴えているのです。
 講師は、チャプリンの訴えに応えて「憲法9条を守るために、みんな団結しましょう!」と熱烈に語り、さらに憲法第12条「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。」を紹介し、「みなさんで、この先人の智慧の結晶でもあり、その後の国民の運動によって『改憲』を許さずに来た、このすばらしい日本国憲法を守ってゆきましょう。」と締めくくりました。


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