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ブログ的なアレです。

今回のトラップは結構ヤバイ。

2007年05月30日 | 仕事とか堅苦しい話
仕事でちょいとややこしい事が起きていまして。

ちゃんと話すと長くなるので、かなり端折って話すとですね、現在の商談上の上司は外人なのに、会社としての組織上の上司は日本人というやっかいな立場にいるわけです。で、ボクと外人上司のベクトルは同じ方を向いているんですが、日本人の上司との利害関係で不一致が発生してしまっているわけです。

さて、今日、その日本人の上司から連絡が入って、ボクの担当している商談が不利になるような事を色々とお願いされたわけなんです。本来であれば、それはボクではなくて外人の上司を通して話をしてもらわなくちゃいけないんですが、そうは言っても邪険に扱うわけにもいかないので、何とか説得しようと10分くらい話をしていたんですが、向こうの言い分があまりにも筋が通っていないので、最終的には(例によって)カッチーンと来てしまったわけです。

で、しばらくヤイノヤイノやっていたんですが、もうこりゃダメだと匙を投げて、最終的には「ボクでは判断出来ないので外人の上司に相談してください」としか切り返すしかなかったわけです。それでも向こうが食い下がってくるので、こっちも勢いで「そちらの事情は分かりましたが、ボクのゴールはこの商談を成功させる事なので、悪く言ってしまえば、そちらで起きている事についてまで責任は持てません」と言い切ってしまったわけです。

そしてこの一言を発してから気付いたわけです。
ボクの人事上のを評価してくれてるのって、外人の上司じゃなくて、この日本人の上司だって事に。

もうこれって本当に何かのトラップなんじゃないですかね。

日本企業って、何となく横の展開が強いじゃないですか。
上司が課や部全体を統括して、複数の商談の面倒を見るみたいな。
そうすると、評価されるためには自分が持ってる商談だけじゃなくて、いかに他のプロジェクトに貢献出来るかみたいなものも重要になってくるんですよね。

ところがグローバルビジネスっていうのはどちらかと言うと縦展開。Account Managerがいて、専用のDirector, Managerが置かれて、その商談に一極集中するみたいなパターンが多いんですよね。だからこそ "Roles and Responsibilities" や "Job Description" や "Scope of Work" が出来て、「お前はとりあえずこの商談にだけ集中してろ!」みたいな体制が確立されるわけです。

この場合、他人のプロジェクトに貢献したとしても自分の担当している仕事がお粗末ならば全く評価がされないわけで、身も蓋もない言い方をするとですね「他のプロジェクトがどうなろうと知ったこっちゃない」くらいの考えじゃないとやっていけないわけです。

で、外人の上司に「これは困る」と相談したところ善処はするとは言われたんですが、まぁ、結局のところ、人事上の上司がその日本人である事には変わらないので、あんまり期待も出来ないわけなんです。

まぁ、そういうわけで、今のプロジェクトを頑張れば頑張るほど評価されず、評価されるために頑張ると今のプロジェクトでいまいち成果が出せないという、ものすごく理不尽なトラップにはまってしまったわけなんです。

さぁ、どうしよう。

・・・いつものように「頑張るしかねーなー」なんて悠長な事が言えれば良いんですが、今回ばかりはムリ。

ヤバイっす。
今回はマジでヤバイっす。

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