忍び難きを忍び耐え難きを耐え

先輩が結婚する事になった。

け「なんか結婚されるそうですね。おめでとうございます！」

先「いやー。とうとうだよね」

け「どうっすか。もうウキウキなんじゃないですか？」

先「うーん。意外とそうでもないんだよね」

け「へ？」

先「いやね、結婚決まってから小遣い制になったのよ」

け「はぁ」

先「ゴルフあんまり行けなくなったでしょ」

け「あー。そういえば毎週行ってましたもんね」

先「どうしても行きたいからお願いすると『結婚資金がアレでしょ！』って」

け「・・・なるほど。でも式場とか予算とか全部決まってるんですよね？」

先「それがさ・・・」

け「はい・・・」

先「何か女性って『やっぱりあのドレスの方が・・・』だとか『やっぱりあのオプションが・・・』とか途中から言い始めるのよ」

け「あー」

先「例えば俺らが仕事やってて『このタスク終わった、はい次』ってやるでしょ」

け「はい」

先「あの理屈一切通じない。2つ前くらいのタスク掘り返して『えっ！またその話？』みたいな展開になるのよ」

け「・・・ちょっとアレですね」

先「多分、男ってタスクをこなして結果を出す事が大事だと思ってるじゃない。だけど女性ってそれをいかに手早くこなすかじゃなくて、そのプロセスを楽しんでるんだよね。だから時間がかかればかかるほど盛り上がるんだろうね・・・」

け「結構ストレス溜まりそうですね」

先「やっぱりそう考えると結婚式って女性のためにあるって割り切った方が早いと思って。ただ、忍耐と妥協に関してはかなり自信ついたけどね」



そういうわけで、これから結婚される皆さん、是非ともアレを色々と頑張ってくださいね！