that blog-ish thingy

ブログ的なアレです。

就職活動中の自分を振り返って

2006年03月18日 | なんとなくアレなやつ
いやー。
昨日はものすごい強風でしたね。
あやうくボクのズラも・・・ゲフン、ゲフン!

あ、いや。
なんでもないです。



けんたです。



昨日の就職活動関連の話で、自分も色々と思う節があったので、今日も少し書いてみたいと思います。

まずは自分の就職活動を振り返ってみます。

自分は、海外経験が長かったという事もあり、やはり国内業務・海外業務問わず、英語が使える環境で働きたいというのが大前提にありました。あわよくば海外勤務を通じてスキルを磨きたいというのは、未だに強く思っている事でもあったりします。

その観点から、就職活動は「若いうちから海外に行けるチャンスが多い会社」というピンポイントな就職活動を行っておりました。結果、製造業・食品産業など広義での「メーカー」もしくは商社を主にあたっていたわけです。

(注:社会人になってから気づいたのですが、他の業種でも海外に行くチャンスはいくらでもあります)



さて、そんな視野狭窄な形で就職活動を行っていたわけなのですが、面接などでも当然メインの話しは海外勤務の一点張り。これは最初から最後までほぼ一貫して言い続けました。

結果として、内定をもらった会社は3社。
2社は、ニッチな市場でグローバル展開している会社。
1社は、まぁ、幅広く色々とやっている会社。

で、最終的に選んだ就職先は「まぁ、幅広く色々とやってる会社」。
しかも最終面接で「海外業務じゃないと嫌なんです」と言ったところ「まぁ、行けるように善処はする」と肩透かしをくらった会社。

あそこまで「英語」にこだわっていたのに、何で?

最終的にこの会社を選んだのは「色々と出来そうだから」でした。
「ニッチな市場」と「色々やってる会社」を天秤にかけた時、「最初からニッチな市場に身を置いて、自分の視野を狭めるのは嫌だ」という意味合いで。

今思い返すと「隣の芝は青い」とまでは行きませんが、違う道を歩んでいたらどうなっていたかなぁ、というのはたまに思います。今の仕事はそれなりに満足してますけど。



さて、その話は一旦さておいて、Jさんから頂いた昨日のコメントに関して。

「学生時代の自分は、それを想像できこそすれ理解できなかったと思います。というか、想像もできてなかったけど(笑)そういう意味では彼らと大差ないのかもしれません。」
(by Jさん)

学生の当時を振り返ってみると、働くという事を「理解」するのは不可能だし、想像はある程度出来ていたにせよ、今となってみればその「想像」も全くもって意味がなかったと思います。

まぁ、仕方ないですよね。実際働いてみないと分かるはずないですもん。

で、今はある程度経験も積めて「想像」という漠然としたものも「現実」として「理解」出来るようになった。
じゃあ、不安がなくなったかというと、実は全くそんなことはない。

何故か?

経験を積んで色々と見えてきて、それなりに地に足がついてくると、今度はまた色々とやらなくちゃいけないことが出てくるからじゃないか、と。

例えば私の場合で言えば、入社2年目の頃からがっつりと外人と仕事をし始めるようになった。だけれども、いきなり外人とまともに仕事が出来るかと言えばそんなことはない。そもそも仕事がどうやって成り立っているか、仕事のルール、お客さんとの接し方、戦略的な仕事の進め方、そもそもの英会話能力など、私の中で足りていない事なんて、当然の如くゴマンとあった。だから、怒られながら、ケンカしながら、へこんで、立ち直って、またへこんで。この繰り返しを3年ほど続けてきたわけです。

で、今に至るわけなんですが、それなりに仕事は出来るようになってきた。
だけれども、じゃあ、自信があるかというと、それはあまりなくて、むしろ不安の方が大きい。
理由は「今までは新人扱いだったけど、これからは違う」から。
本当の意味で外人たちと、または国内の人たちと対等の立場で自立心を持って、一緒に戦っていかなければならない。果たして自分にその実力はあるのだろうか?失敗したらどうしよう?人に迷惑をかけるのではないだろうか?自分が歩むべき道は本当にこれなのだろうか?

質の違いはあれど、本質的には入社前に抱いていた不安を再度抱いているわけです。

ただ、そこから見えてきたのは「経験がないのなら積めばいい。何をしていいのか分からなければ何かをやってみればいい」ということでしょうか。

とりあえずやらなきゃ分からない。
出来ないのであれば、出来るように色々と考えて、とりあえずやってみる。
失敗したのであれば、それも経験として捉えて、また別の事をやってみればいい。
へこんだとしても、自分のペースでそれを消化して、また頑張ってみればいい。
誰かの助けを借りたとしても、本当に不安を解消出来るのは自分だけ。
だから自分が頑張らなければどうにもならない。

その意味で、昨日のtodoさんやふわこさんが言っていた事は、その昔私もよく悩んでいた事なのですごくよく分かります。恐らくこのBLOGを読んで下さっている社会人の皆さんも賛同してくれる事だと思います。

でも、最終的には、自分の頭で考えて、自分の足で一歩ずつ前に進むってう事が一番重要なんだと思います。人事を尽くして天命を待って、その時に始めて「まぁ、どうにでもなるよ、どうにかなる!」くらいの気持ちになれるんだと思います。

うーん、しかしなんだ。
そう考えると、先日のBLOGの内容は、少し学生さんに対して厳しい事を言い過ぎたかもしれないですね・・・すいません。



とまぁ、偉そうな事を散々書いてきたわけなんですが、まとめるとですね、

「今という瞬間を後悔して欲しくない」

ということでしょうか。
これは自分自身への励まし込みなのですが。

なので、すごくまとまってなくて恐縮なのですが、悔いの残らないように精一杯頑張ってみてください。

コメント (3)
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