結局、プロバイダのホームディレクトリに Emacs系のテキストエディタである「ng」をインストールした。
今後、ホームディレクトリで作業する事が増えそうなので、いちいち FTPしなくても、テキストファイルを使いなれたエディタで編集できるように、というのが趣旨である。
本当は「JED」をインストールしたかったのだが......
あ、JEDといっても HP200LXで愛用中の名作エディタではなく、UNIX系のエディタ。
カスタマイズしだいで Emacs風にも WordStar風にもなる優れものである。Emacs系の大物「Mule」よりも小さくて軽快、なによりカラフルなので、手元の Linuxマシンでは、普段使いのエディタとして愛用している。
しかし、コンパイルしてインストールするとなると、S-Langライブラリもインストールしないといけない事に思い至り、ひとまず保留する事にした。
で、簡単にインストールできる Emacs系エディタとして選んだのが「ng」。
昔、X68000版の ngを少し触ったことがあったのだが、あまりのそっけの無さにあまり好きになれず、これまたカラフルな X68k版の Micro Emacsを使っていた。
初期の Linux用日本語キット「JE」にも入っていたと思うが、敬遠して使わなかった。
でも、簡単にインストール出来そうとなると、使ってみたくなるから現金なものである(笑)
ダウンロードして、ホームディレクトリで展開。Macや HP200LXから Telnetして使うので、漢字コードは「Shift-JIS」を使うように設定してからコンパイル。コンパイルは難無く終了。
インストールは root権限がある事が前提になっているので、make installではこけるが、これも Makefileを修正するか手動でインストールすれば問題なし。
ngと入力して起動すれば、当たり前のように Emacs系エディタの画面が開く。
O.K.!! インストール無事完了!
サポートページや READMEを読んだ時点で見当はついていたのだが、昔に比べると大分機能拡張がなされたようで、Emacsや Muleに近くなっており、Muleに慣れた自分にも違和感無く使える様になっている。
つい Muleと思い込んで操作しても、Muleと同じ操作や似たコマンドが通用するので戸惑わずに済むのだ。
これは、いい。
敬遠して来たこれまでが嘘のように気に入ってしまった(笑)
もう vi のお世話にならなくて済むというのがけっこう大きい(笑)
直接プロバイダに Telnetして、ホームページの htmlや設定ファイルを読み書きする時も、Webのマニュアルをちらちら見ながら viしなくても済むのだ(爆)
こういう風に、ネットに常時接続している UNIXマシン(実はプロバイダのホームページ用サーバー ^^;;;)に使いなれたソフトをインストールしていくと、結構というかかなり便利である事に今さらながら気がついた。
ネットにさえ接続できれば、いつでも使いなれたソフトで作業が出来る。Macでも、Linuxでも、HP200LXでも、同じ作業環境が使えるというのは、思った以上に快適である。
世間からは忘れ去られつつある CUI(テキストベース、文字ベースの操作環境)であるが、こういう面では本当に強いな、と思う。
画像にあるとおり、この文章は Macから Telnetして ngで書きました。
間にネットが介在している事など、ほとんど意識せずに文章を書ける事に、不思議な感動を覚えます。
今更ですが(笑)
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