先日、柳ケ瀬シネックスで見ました
ガチなリアルドキュメント
生身の人間がロープも命綱もなしで
900mの断崖絶壁を攀じ登る
この男に恐怖心はないのか?
後半は手に汗をかきまくり
ドッキドキ
緊張しっぱなしでした
SFXを駆使した映画より遥かに圧倒された
雲海に浮かぶ富士山を見ながら
鳳凰三山最後の薬師岳へ
完全に雲の上です
まさに大海原じゃないか
ここあたりがこの日一番気持ちいい尾根歩きでした
もうすぐ最後の薬師岳
12:45
薬師岳とうちゃこ
いっきに雲が湧いてきました
座り込んでしばし休憩
念願の晴れの鳳凰三山を歩けてよかった
下ります
中道ルートへ
富士山もこれでバイバイ
ふしぎな巨大な御座石
転がりもせずにちんまり居る不思議
「あたいが押さえとくでおとはん行きや!」
「はいはい」
足元に笹畑がでてきました
いい感じ
鳳凰小屋のおやじさんが言ってた通りです
「下りに中道を行くのがいいよ」
ドンドコ沢はよじ登るくらいの
段差が多いから下りに使うと疲れるって
たしかにそうだな
でも登った分下りるのは同じ
左股関節が悲鳴を上げて痛い痛い
右ひざも痛くなってきた
ここらへんで反省しました
先週の西鎌尾根縦走の疲れが取れていないのに
またきついコースをやってることを
フルマラソン走った翌週に
35km走やってるようなものかと
疲労回復に時間がかかる
オッサンであることを忘れてました
いっきにペースダウン
ち~ん
美しい森を何度も立ち止まって見渡しながら
一歩一歩下りていきます
笹も刈ってあって道は快適です
最後は急な九十九折を下る
痛い
(>_<)
登山中にコケることはほとんどないんだけれど
この日は6回くらいずっこけました
痛みと全身の疲れから
力が入らないんです
やらかしました
登ってくる登山者とすれ違った瞬間に
マンガにでてくるような
りっぱな音色の屁をこいてまった
尻の穴にも力が入らない
制御不能な自分が
恥ずかしい
情けない
苦し紛れに
とっておいた鎮痛ドリンクをちびちび
どんまいどんまいお念仏
最後の林道
予約せずに向かう登山者が見たら
ここで引き返せるだろうか?
もうすぐ青木鉱泉のはず
カミさん苦手なや~つ
なんじゃそのへっぴり腰は(笑)
水深はそれほどないんですが
不安定で動く足場で川を渡るのが大の苦手
真剣すぎておもろい
16:10
無事に周回完了で~す
コーラを一気飲み
車にザックを下ろして
お楽しみのお風呂へ
ちょうど出払って男風呂は貸し切りになった
適温でいい風呂だ
シャンプー・ボディソープも完備
30分ほどまったり浸かりました
無茶な2週連続ハードな日帰り登山でした
でも終わってみれば
念願だった鳳凰三山リベンジを
天気に恵まれて歩きとおせた
大満足の一日でありました
感謝
おしまい
コースタイム記録
06:00 青木鉱泉を出発
09:30 鳳凰小屋 09:45発
10:30 地蔵岳 11:00発
12:05 観音岳
12:45 薬師岳
16:10 青木鉱泉に帰着
総歩数 43350歩
しばらくは山は登らない 疲労回復につとめます
鳳凰小屋を出てからは急な登りが続く
しばらくして視界が開けたと思ったら
「賽ノ河原」と命名されてる砂の大斜面
斜度がきつい
オベリスクが近く見えてもなかなか近づきません
いいちこで少し酔っぱらってるのもあり
心臓がバクバクして息があがる
上から若者3人が滑るように下りてきてすれ違った
きっとスキーやってるんだろうな
ストックと登山靴でうまいこと砂煙をあげながら滑っていった
右足を出して
左足を出すと
同じとこを踏んでいる
砂地で踏ん張れずにずり落ちるんです
これっていわゆる
蟻地獄じゃないすか
( ゚Д゚)
ちょっと進んで立ち止まっては辺りを見渡す
向こうは鳳凰三山の真ん中「観音岳」
待ってくれ~
この砂地獄で左股関節が痛み出した
(>_<)
こんなん登山道じゃねえぞ!
って一人ぶつぶつ言いながら一歩一歩
下りてきた男性が私を避けて立ち止まろうとしても止まらず
「ごめん、ごめん」
あやうく一緒に団子になって転がるとこでした
長かった賽ノ河原をクリアして
地蔵岳に到着
お地蔵さん達の奥は甲斐駒ヶ岳
さぁてザックをおろしてオベリスクへ
いけるとこまで登ってみるぞ
登るほどに大岩群なのを感じる
どこにいるかわかるかな?
ここが精一杯
怖かったっす
間近で見上げるオベリスク
デカい!
眺めサイコー
富士山だ
右・甲斐駒ヶ岳 2967m
左・仙丈ケ岳 3032m
同じ日に美濃もんたさんが仙丈ケ岳に日帰りで登ってました
白峰三山も良く見える
日本第2位の北岳3193mと
間ノ岳・農鳥岳
お日様が心地よさそうなお地蔵様
いったい誰が積み上げたのか?
シンボル的な岩峰
北岳ど~ん
ズームで北岳ど~ん
勾配がきついのがわかります
右下に白根御池小屋が見えますね
ズームで白根御池小屋
小屋に下りるつづら折りの急斜面が見える
北岳日帰り登山の帰り道
あそこきつかったなぁ
オベリスクの奥には八ヶ岳
赤岳が見える
眺めてばかりで進まない
先へ先へ
観音岳まではいったん下って登り返し
岩と砂の大地
鳳凰三山の2座目
観音岳に到着~
歩いてきた道を振り返る
広い雲海に浮かぶ島
富士山
いい眺めじゃ
3座目の薬師岳へ向かいます
つづく
2017年
雨に降られ何も見えなかった鳳凰三山縦走は
びしょ濡れの帰還兵で下山した辛い記憶です
晴れ渡る日にリベンジするぞと誓って2年
先週の西鎌尾根縦走の勢いのまま
今でしょ!ってことで
9月14日(土)
2週連続となるハードな日帰り登山にチャレンジ
2年前は夜叉神峠~鳳凰三山~広河原の直線コースでしたが
今回は初訪の青木鉱泉を起点にして
三山(地蔵岳・観音岳・薬師岳)を縦走周回するコース
下山したらすぐ風呂に入れるのが嬉しい
山地図コースタイムは約13時間
山の雑誌やネットで何度も見てた外観
AM6時
青木鉱泉を出発
ドンドコ沢を登り帰りは中道を下りてくる
上りの途中で滝が2つ見れるらしい
まずは鳳凰小屋を目指します
緑色がきれいな森の中
先週に続き
晴天間違いなし!
美しき苔・沢水
白糸の滝
苔がとってもキレイ
沢沿いを登るんで涼しくてホント気持ちいい
自然が生み出す芸術作品
見てて飽きません
五色滝
なかなかの迫力じゃないか
癒しのもふもふ苔
おおお!
前方右上に見えるは地蔵岳のオベリスクじゃないか!
ず~む
前回はこんなくっきり見えなかったからなぁ
テンション上がります
登山開始から急登続きでしたが
鳳凰小屋近くはなだやかで清らかな道が続きます
AM9:30
到着するなり
「今日は日帰りですか?」
「はい」
「あちらに水場がありますからご利用ください」
好評判通りスタッフは気さくで気配りできる方々
子供のころ夢見た秘密基地ってこんな感じだった
持参したいいちこガソリンをちびり
一休みさせていただきました
「いってらっしゃーい お気をつけて~」
うれしいねぇ
つづく