再開 私の色（２２３５）

　２０１４年１０月２０日、女性２人の大臣が辞任した。小渕優子経済産業相と、松島みどり法相だ。

　小渕大臣は、観劇会の収支問題で、松島大臣はうちわの配布問題だ。２人は議員としての経験がいかされず、大臣の仕事と重責に耐えられなかったようだ。大臣に就いたのが時期尚早ともいえる。ただ、２人とも自分自身の「誠実さ」があり、それは評価したい。

　２人の大臣が辞任し、その責任は安倍晋三首相にある。どのように対処するかが、注目される。過去同様な問題で１度首相を退いており、それなりの知恵と対応策はあるだろう。

　安倍首相にのぞみたいには、政治家の意識を強く持ち、自分に誠実に対応することだ。姑息な手段や発言は不要だ。きちんと対応しないと安倍政権は終末を迎える危険性がある。

　真の政治家は少ない。多くは「政治屋」だ。ちょっとした権力を持つと、錯覚し、おごりがでる。大した器でない議員が己を錯覚し、大きなトラブルを起こす。議員の前に、一人の住民という認識がほしいなあ。