最近、コンビニにかんする本を読んだ。以下、感想を述べてみたい。
『コンビニ食と脳科学』著・加藤直美
コンビニ食品は進化している
この本を読んでみたいと思ったのは、コンビニが提供する食品に関心があったことと、それと脳科学とどう関係しているかを知りたいと思ったからだ。
本の構成は、「おいしさも見た目が9割」にはじまり、以下「おいしさと脳」、「変わるおいしさ、変わらぬおいしさ」「おいしさの表現を磨く」の4章。つまり、おいしさを追究、食べ物と脳の関係について記述している。
私がコンビニを利用するのは、ビールの追加買いをはじめ、切手を買うとか、コピー、振込みなどのサービスを利用するのが中心だ。
食べ物では、おにぎりなどを買う程度で、改めてコンビニ食をこの本から知ると、結構納得できた。弁当などで言えば、総じて味付けが濃くて、私の舌にはあわない。しかし、コンビニ世代の人たちは、子どものころからコンビニ弁当や食品、菓子などに慣れており、それが本来の味だと脳は記憶している。
私は子どものころから、肉をよく食べていたが、20歳ころ、断食や菜食などに関する本を読んでから、肉をそれほど食べることがなくなった。今は玄米を中心とした食生活になった。玄米にすると、味の濃いおかずは必要でなくなり、野菜がよくあう。
当然、コンビニ食は賞味期限があり、味付けは濃いのが一般的だ。それと食材本来の色から、ほど遠い色となっており、いかにも人工的な色合いで、私には食欲が減退する。
ただ、最近のコンビニ食は、消費者のニーズ、健康によく、安全でおいしいメニューを増やしており、今後も期待できる。販売価格もスーパーに負けない価格を出している。
コンビニは既にオーバーストアぎみであり、一層の差別化が求められている。食の部分でいえば、独自に開発した商品が求められるだろう。その観点から、この本の第4章「おいしさの表現を磨く」は参考になる。
食品でいえば、季節感、天候、温度などから、その日にふさわしい食品を品ぞろえする。ストレス社会にあって、それを緩和する食品の提供などもコンビニは配慮しているという。
高齢化社会にあって、24時間オープン、もしくは長時間営業しているコンビニは、個食がますます増える時代にあって追い風で、その役割は重要である。食品に限って言えば、客の生命を左右するものだ。ただ売上高を上げるだけではなく、顧客によい商品を提供する意識を忘れないでほしいものだ。
『コンビニ食と脳科学』著・加藤直美
コンビニ食品は進化している
この本を読んでみたいと思ったのは、コンビニが提供する食品に関心があったことと、それと脳科学とどう関係しているかを知りたいと思ったからだ。
本の構成は、「おいしさも見た目が9割」にはじまり、以下「おいしさと脳」、「変わるおいしさ、変わらぬおいしさ」「おいしさの表現を磨く」の4章。つまり、おいしさを追究、食べ物と脳の関係について記述している。
私がコンビニを利用するのは、ビールの追加買いをはじめ、切手を買うとか、コピー、振込みなどのサービスを利用するのが中心だ。
食べ物では、おにぎりなどを買う程度で、改めてコンビニ食をこの本から知ると、結構納得できた。弁当などで言えば、総じて味付けが濃くて、私の舌にはあわない。しかし、コンビニ世代の人たちは、子どものころからコンビニ弁当や食品、菓子などに慣れており、それが本来の味だと脳は記憶している。
私は子どものころから、肉をよく食べていたが、20歳ころ、断食や菜食などに関する本を読んでから、肉をそれほど食べることがなくなった。今は玄米を中心とした食生活になった。玄米にすると、味の濃いおかずは必要でなくなり、野菜がよくあう。
当然、コンビニ食は賞味期限があり、味付けは濃いのが一般的だ。それと食材本来の色から、ほど遠い色となっており、いかにも人工的な色合いで、私には食欲が減退する。
ただ、最近のコンビニ食は、消費者のニーズ、健康によく、安全でおいしいメニューを増やしており、今後も期待できる。販売価格もスーパーに負けない価格を出している。
コンビニは既にオーバーストアぎみであり、一層の差別化が求められている。食の部分でいえば、独自に開発した商品が求められるだろう。その観点から、この本の第4章「おいしさの表現を磨く」は参考になる。
食品でいえば、季節感、天候、温度などから、その日にふさわしい食品を品ぞろえする。ストレス社会にあって、それを緩和する食品の提供などもコンビニは配慮しているという。
高齢化社会にあって、24時間オープン、もしくは長時間営業しているコンビニは、個食がますます増える時代にあって追い風で、その役割は重要である。食品に限って言えば、客の生命を左右するものだ。ただ売上高を上げるだけではなく、顧客によい商品を提供する意識を忘れないでほしいものだ。