再開 私の色

 私の人生観を述べてみます

再開 私の色(435)

2009-12-18 09:22:58 | Weblog
 今、『年収6割でも週休4日という生き方』を読んでいる。著者は、米国人のビル・トッテンさん。この本を読んでみたいと思ったのは、題名につられたからだ。
 日本でパッケージソフトウエアの販売会社を設立し、社長として、奮闘している。彼がいうには、お金にまどわされることなく、誠実に仕事をせよ、という、ごく当たり前のことだ。しかし、ビジネスの現状をみると、そうではない。いかにだまし、利益を得ることに必死になっているという。その通りだと思う。

 ビジネスの姿勢として、「顧客にふさわしい製品を見つけ、それを正直に売り、徹底的にサポートして、その製品を使いこなしてもらうことが鍵となる」。

 経営者として、終身雇用を採用、リストラはしていない。社員が安心して働けるのが基本とし、1度会社(トッテンさんの会社)を辞めた人でも、いつでも受け入れる。社員にはノルマを課さないが、損失をださないようにさせているという。

 会社経営のほか、生活術でも参考になる提言をしている。家庭菜園、農業などから、自然との共生をとなえ、便利な社会を見直し自然を大切し、スローライフ的な生活も提案している。家庭菜園の堆肥は、自身のものを活用している。私は、うん、そこまでやれるとは、すごいと思う。

 社内で、農業プロジェクトや洋裁プロジェクトを立ち上げ、「社員とともに、消費中毒」を治すためだと、断言している。

 自然を大切にし、環境問題にも取り組み、「少欲知足」など東洋思想・哲学にも興味を持ち、日本の良さを見直せという。

 有限な地球上で、自分の健康や幸福を見直すのに、いろいろなヒントを与えてくれる。

 

 トッテンさんは、米国政府を過去10年以上にわたり、批判したためにブラックリストにのり、2006年に日本国籍を取得したという。