天使のナイフ

天使のナイフ

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薬丸 岳
講談社
売り上げランキング: 149395

おすすめ度の平均:

止まらない衝動
白黒つけられない面白さ
清々しい終わり方
後半の仕掛けはなかなかのもの
これがデビュー作は、スゴイ

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＜感想＞
著者の作品は初めて読んだが、乱歩賞を受賞するだけあって素晴らしい内容だった。少年犯罪をテーマにしているが、サスペンス色を上手く盛り込んで読み出したら止まらない流れを生み出している。以前に他の作者で死刑制度など同様に重いテーマを選んだ作品があったが、一線を画した作品であった。別の作品も是非読んでみたい。
＜読書期間＞
11月2日～11月3日

減らす技術 The Power of LESS

減らす技術 The Power of LESS

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レオ・バボータ
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 1857

おすすめ度の平均:

懇切丁寧すぎて情報過多になりがちだが、まとめてみると目からウロコの要素が目白押し！
ビジネス書ではなく「本」として好きな一冊。
「やることを減らせ、そうすれば成果が上がる」
シンプルであればこそ実行可能
目新しさはありませんが・・・

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＜感想＞
多くのビジネス本が、多くの物事を効率よくこなせるかという視線から書かれているのに対して、本書は、物事をどれだけ削れるかという、斬新な視点から書かれている。無駄を省いて重要なことに集中するという「シングルタスク」の考え方は、「マルチタスク」に振り回されている現代人にとって重要な考え方だと思う。Work Life Balanceを実現するには必須のことが書かれている。尤も、達成したいタスクを設定することができなければ「シングルタスク」は成り立たないのであり、目標設定の重要さが再認識できた。
＜読書期間＞
10月22日～11月1日

名もなき毒

名もなき毒

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宮部 みゆき
幻冬舎
売り上げランキング: 61164

おすすめ度の平均:

面白かったです！
人間がもつ毒とは
もう限界
主人公家族の魅力で。。
誰もが持っている「毒」

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＜感想＞
正直、冗長な駄作。「誰か」の続編であることを知らずに読んだのだが、前作と同様に無駄に長い割には事件の内容が単純。半分くらいの長さに短縮できたのでは、と思ってしまう。主人公のお節介さにも嫌気がさすし、このシリーズは自分には向いていないと感じた。宮部みゆきの作品は「火車」のような名作もあるだけに、本作がその類のものではないことが残念だった。
＜読書期間＞
10月27日～10月31日