東京 DOWNTOWN STREET 1980's

東京ダウンタウンストリート1980's
1980年代初頭に撮影した東京の町並み、そして消え去った過去へと思いを馳せる。

番外編~広島県呉市豊町御手洗~その六

2013-08-17 20:42:01 | 東京以外の町
さて、夏休みスペシャルと題して東京から遠く離れた広島県呉市豊町御手洗をお送りしてきたが、本日が最終日となる。遠く、不便なところにあることで、忘れ去られた港町が江戸時代からの姿をそのままに残して、ひっそりと今もタイムスリップしたかのように存在している、そんな町並みを堪能して頂けたかと思う。手元に資料は豊富に持っているし、この町の歴史、その盛衰、などなど書いていけばきりがないのだが、そういったことよりも、今も残っているこの町の姿を見て頂ければ、御手洗の魅力はお分かり頂けるだろうと思う。そして、この町を訪れてみたいと感じて頂ければ、幸いだと思っている。

満舟寺下の石垣。説明に「豊臣秀吉の四国征伐の際の前線基地として、加藤清正が築城したものと伝えられており、戦国時代の城の特徴である「乱れ築き」の立派な石組みで造られています。」とあったもの。石垣が築かれた頃は町はなかった。


町並みの中には、無住になって荒れ放題になっている家もある。手入れをしなければ、自然の威力が確実に建物を破壊していくことが分かる。


板塀を巡らせた門構えのある家もあった。奥の兵は、漆喰壁になっている。門構えもなかなか立派なもの。


今は町全体がひっそりとしているのだが、こんな風なごく普通の町並みの路地もある。


御手洗港の船着き場の前に、江戸みなとまち展示館がある。


中では、往年の御手洗の様子を偲ぶことが出来る絵図なども展示されている。


御手洗港の水面を埋め尽くす船。今は、定期船が回ってくるとき以外は閑散としている。


2005年8月に訪れたときの船の時刻表。今は、今治へ行く航路が廃止されてしまい。便数も減っているのではないだろうか。


壁面に波板やサイディングが貼られていても、奥へ続く町並みはやはり時代を経ているのを感じさせる。


最後は、港から出発する気分で。


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