けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

皆さんご心配かけました!

2006-10-07 12:01:01 | シシャパンマ
けんけんです。ご心配かけましたが、全員元気ですよ~!
ABCの電源は、ある程度確保してありましたが、
皆さんからの、メッセージをダウンロードするのと、
JAC東海の皆さんのために天気予報をダウンロード
するために電源を提供したために、こちらから送信する
だけのパワーが昨日はありませんでした。

たった一日ですが、アップできなかっただけで皆さんの
反響がすごいのでビックリです。
本当にヒヤヒヤさせました。すみません!

隊員たちからは、コメントをすでに貰っていて、僕が
下山のための雑用に追われているので、ひそかが全て
テキストにしてくれていますが、いっぺんには送信
できそうもありませんので、順番に流していきますね。

それより、この地から脱出する段取りが重要で、私は
それに追われています。
それでも荷下げが全部終了し、梱包作業も終了し、実は
本日TBCに移動です!やった~!
車さえ手配できれば、明日にザンムー、9日にはカトマンズに
入れると思います。
ジープやトラックがチョーオユーの登山隊たちにとられて
いるらしく、シシャパンマに回ってこないので、毎日文句を
言っています!

では、まず最高点到達者のタカちゃんからのコメントです。


タカちゃんで~す!!
今、TBCへ運ぶ荷物の整理を終えのんびりしています。
今回は、残念ながらシシャパンマの山頂を踏むことは出来
なかったけど、苦しくも楽しい心に残る山行となりました。
各国の登山隊が撤退する中、AG隊のシェルパ達は、ルート
工作、荷揚げによく頑張ってくれました。
シェルパ達の負担が増えた分、我々もスキーを自力で持ち
上げたり、ケンケン隊長も無酸素でC3まで登る事を
余儀なくされました。
C3からの滑降も、シュカブラと、表面が凍った最中状の
雪の連続、そして薄い酸素・・・との格闘でした。
でも様々な苦しみを乗り越えただけ、確実な手ごたえが
残ったと思います。
まだお会いしたことも無い皆さんの応援も、とても大きな
支えとなりました。感謝です。
カトマンズのミキさん、ありがとうございました!
かぼちゃん、もらったお守り7650mまでのぼったよ~~~!!!
ランナー、パパス、新井コーチ、ありがとうね!
そして、Thank You.飯田橋ヒューストン!

photo:最高点からボトムまで一気に滑り降りたタカちゃん。
     その行為は、JAC東海の猛者連中もビックリ!
     かっこいいでしょ!