トライアスロンの大会で、身近に死を感じる出来事が起きてしまっ
た・・・。今回の件を自分事と捉え、色々と考えさせられています。
ただ、どうしてもトライアスロンと言う名前からは事実以上に危険
というイメージを持たれてしまうように感じるので、私が調べたなり
の現状を書いてみます。
ちなみにトライアスロンの水泳で溺れて亡くなることは稀です。
ほとんどが心臓麻痺。普段1キロ以上泳ぐことが平気な人が浮力
のあるウェットスーツ(沈みません)を着て溺れることはありません。
さて、トライアスロンとマラソンを比較して、どっちが死亡率が高い
と思いますか?
答え:死亡率はほぼ変わらない。
下記のデータはアメリカのトライアスロン協会が発表した統計に
基づくものです。
マラソンでは、およそ67000人から76000人に1人が死亡する。
トライアスロンでは、およそ76000人に1人が死亡する。
2006年: 92000人に1人死亡
2007年: 57000人に1人死亡
2008年: 45000人に1人死亡
2009年: 159000人に1人死亡
2010年: 173000人に1人死亡
2011年: 54000人に1人死亡
2006-2011年平均: 76000人に1人死亡
2003年から2011年までの累積死亡者数: 45人
調査結果の要約。
・死亡率は以下の要因には関係ないと考えられる:
a. レースの距離
b. スイムの行われる場所(ただしプールでは死亡事故はなし)
c. スイムのスタート方法(一斉スタート、ウェーブもしくは
タイムトライアル)
・犠牲者のトライアスロン歴はまちまちで、初心者のトライアス
リートの死亡事故が多いとは言えない
・スイム中の死亡事故と以下の要因とは明確な因果関係は認め
られない:泳ぐ能力、典型的な溺水、パニック、ウェットスーツ
に起因する要因、ウォームアップ不足、メディカルチェック不足、
通常起こりにくい医学的問題(発作、水泳による肺水腫、肺塞栓、
外傷)
では他のスポーツと比較してみましょう。
我々と同年代の40~50歳代で、もっとも死亡率が高いスポーツ
は何だと思いますか?
答え:ゴルフ。
下記は公開されていたスポーツ種目別の突然死危険率。

ゴルフ・ランニング・水泳と続きます。
このことをとても上手にまとめている文章がありましたので、勝手に
借りて載っけておきます。
スポーツ中の突然死のうち、通常の健康診断では何も異常がな
かった人が9割を占めるそうです。しかし解剖などから、そのうち
の8割に基礎疾患が認められ、その8割は心筋梗塞や重症不整
脈などの心疾患だそうです。
大切なことは競技に怯えることではなく、自分の体をしっかりチェ
ックしておくことのように思います。
トライアスロンでの死亡76000人に1人。この死亡確率に「自己
責任」という言葉は当てはまるのでしょうか?私は少し違うように
思います。ま、もちろん自己責任なんですが、責めるようなことで
はないと思っています。車による事故の方がよっぽど高い確率で
起こります。さらにバイクの場合は車の5倍だそうです。
私はこれくらいの確率の話になると、人が生きていればどうして
も隣り合わせになることがある死の確率のような気がしてなりま
せん。あまり、この数字に怯えてあれこれ言うのはどうかと・・・。
「人は、突然その生を終える時もある」
と言うことなんだと思います。
た・・・。今回の件を自分事と捉え、色々と考えさせられています。
ただ、どうしてもトライアスロンと言う名前からは事実以上に危険
というイメージを持たれてしまうように感じるので、私が調べたなり
の現状を書いてみます。
ちなみにトライアスロンの水泳で溺れて亡くなることは稀です。
ほとんどが心臓麻痺。普段1キロ以上泳ぐことが平気な人が浮力
のあるウェットスーツ(沈みません)を着て溺れることはありません。
さて、トライアスロンとマラソンを比較して、どっちが死亡率が高い
と思いますか?
答え:死亡率はほぼ変わらない。
下記のデータはアメリカのトライアスロン協会が発表した統計に
基づくものです。
マラソンでは、およそ67000人から76000人に1人が死亡する。
トライアスロンでは、およそ76000人に1人が死亡する。
2006年: 92000人に1人死亡
2007年: 57000人に1人死亡
2008年: 45000人に1人死亡
2009年: 159000人に1人死亡
2010年: 173000人に1人死亡
2011年: 54000人に1人死亡
2006-2011年平均: 76000人に1人死亡
2003年から2011年までの累積死亡者数: 45人
調査結果の要約。
・死亡率は以下の要因には関係ないと考えられる:
a. レースの距離
b. スイムの行われる場所(ただしプールでは死亡事故はなし)
c. スイムのスタート方法(一斉スタート、ウェーブもしくは
タイムトライアル)
・犠牲者のトライアスロン歴はまちまちで、初心者のトライアス
リートの死亡事故が多いとは言えない
・スイム中の死亡事故と以下の要因とは明確な因果関係は認め
られない:泳ぐ能力、典型的な溺水、パニック、ウェットスーツ
に起因する要因、ウォームアップ不足、メディカルチェック不足、
通常起こりにくい医学的問題(発作、水泳による肺水腫、肺塞栓、
外傷)
では他のスポーツと比較してみましょう。
我々と同年代の40~50歳代で、もっとも死亡率が高いスポーツ
は何だと思いますか?
答え:ゴルフ。
下記は公開されていたスポーツ種目別の突然死危険率。

ゴルフ・ランニング・水泳と続きます。
このことをとても上手にまとめている文章がありましたので、勝手に
借りて載っけておきます。

スポーツ中の突然死のうち、通常の健康診断では何も異常がな
かった人が9割を占めるそうです。しかし解剖などから、そのうち
の8割に基礎疾患が認められ、その8割は心筋梗塞や重症不整
脈などの心疾患だそうです。
大切なことは競技に怯えることではなく、自分の体をしっかりチェ
ックしておくことのように思います。
トライアスロンでの死亡76000人に1人。この死亡確率に「自己
責任」という言葉は当てはまるのでしょうか?私は少し違うように
思います。ま、もちろん自己責任なんですが、責めるようなことで
はないと思っています。車による事故の方がよっぽど高い確率で
起こります。さらにバイクの場合は車の5倍だそうです。
私はこれくらいの確率の話になると、人が生きていればどうして
も隣り合わせになることがある死の確率のような気がしてなりま
せん。あまり、この数字に怯えてあれこれ言うのはどうかと・・・。
「人は、突然その生を終える時もある」
と言うことなんだと思います。