く~にゃん雑記帳

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<春日若宮おん祭> 華麗な時代絵巻! 約1000人によるお渡り式

2017年12月18日 | 祭り

【平安時代から途切れることなく今年で882回目】

 古都奈良の師走を彩る「春日若宮おん祭」のお渡り式とお旅所祭が17日、奈良市の春日大社周辺で繰り広げられた。起源は平安時代の1136年に遡る。関白の藤原忠通(1097~1164)が天下泰平、五穀豊穣などを願い大和の国を挙げて始めたといわれ、以来一度も途切れることなく続けられてきた。今年で882回目。

 この日午前零時、春日大社の摂社・若宮社を出発した神霊若宮さまは参道脇にあるお旅所の仮御殿に遷された。お渡りの行列はそのお旅所に向けて午後2時、奈良県庁前を出発。途中、目抜き通りの登大路を下り、近鉄奈良駅前やJR奈良駅前を経由し三条通りを練り歩いた。平安~江戸時代の装束を身にまとった関白の代理日使(ひのつかい)や神子(みこ)、稚児、力士、大和士(やまとざむらい)、大名行列、芸能集団など総勢約1000人に加え馬約50頭。その華やかな時代絵巻を一目見ようと、多くの見物客が沿道を埋め尽くした。

 

 

 行列が一の鳥居のすぐそばにある「影向(ようごう)の松」に差し掛かると、その前で猿楽や田楽の芸能を披露。影向の松は春日大明神が降臨したと伝わる松で、能舞台の鏡板に描かれている老松のモデルともいわれる。そこでは古武道の宝蔵院流槍術や柳生新陰流の演技もあった。一の鳥居とお旅所間の参道では馬が2頭ずつ競走する競馬や稚児3人による流鏑馬(やぶさめ)なども行われ、矢が見事に的を射るたびに大きな歓声と拍手が沸き起こった。

 

 

 お旅所の入り口左手にはお渡りの一団が運んだ長さ5mほどもある野太刀が林立。お渡りが終わると、午後2時半から「お旅所祭」が始まった。若宮さまにお食事をお供えした後、そばの芝の舞台で神楽や田楽、猿楽、舞楽、和舞など古くから伝わる伝統芸能を10時半頃まで次々に奉納。「芝居」という言葉はこの芝の舞台が語源といわれる。その後、深夜に「還幸の儀」。緒芸能を楽しまれた若宮さまは午前零時までに再び若宮社へ。18日には昼すぎから奉納相撲と後宴能(ごえんのう)が行われる。

 

  

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