く~にゃん雑記帳

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<フジカンゾウ(藤甘草)> 「ひっつき虫」ヌスビトハギの仲間

2018年09月19日 | 花の四季

【花を藤に、葉姿を漢方で有名な甘草に見立て】

 マメ科ヌスビトハギ属の多年草で、本州・四国・九州の山野の林下に自生する。日本以外では朝鮮半島や中国にも分布する。名前は花がフジに、葉姿がカンゾウに似ていることからの命名。いずれも同じマメ科で、カンゾウは乾燥した根が生薬として多くの漢方薬に配合されていることで知られる。別名「フジクサ(藤草)」。豆果の形から「ヌスビトノアシ(盗人の足)」という異名もある。

 草丈は0.5~1.5mで、8~9月頃、茎頂と葉の脇から細長い花軸(30~50cm)を伸ばし、穂状の花序に淡紅色の小花を多く付ける。花は8~10mmほどのマメ科特有の蝶形花。花後にできる豆果は莢が扁平で半月形に2つに仕切られる。〝節果〟と呼ばれるもので、それぞれの小節果の中に種が1つずつできる。その莢には鉤形の短毛が密生し、ヌスビトハギ(盗人萩)同様、通り掛かった人の衣服や動物の毛などに付着して種が方々に散布される。

 フジカンゾウはヌスビトハギと生育環境や開花時期、花や莢の形などがよく似る。ただ、フジカンゾウのほうが草丈も、花や莢の大きさも一回り大きく、葉姿も異なる。ヌスビトハギは3枚の小葉からなる三出複葉だが、フジカンゾウは奇数羽状複葉で、5~7枚の小葉からなる。まれに花色が白いものがあり、シロバナフジカンゾウと呼ばれる。

ジャンル:
植物
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