く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<サザンクロス> かわいい星形のピンクの花が人気

2018年11月21日 | 花の四季

【オーストラリア原産、正式名は「クロウエア」】

 ミカン科クロウエア属の常緑小低木。細い枝の上部に星形のかわいらしいピンクの花をたくさん付けることから、主に鉢花として親しまれている。径1.5~3cmほどの5弁花で、花期が高温多湿の真夏を除いて初夏から秋までとかなり長いことも人気につながっている。草丈は30~100cm。ミカン科とは少々意外な感じもするが、葉をもむと柑橘系の爽やかな香りが漂う。

 その花姿と南半球のオーストラリア原産ということから、国内では星座の南十字星を意味するサザンクロスの流通名で広く浸透している。ただし、これはあくまでも日本だけの話。欧米などでサザンクロスといえば、同じオーストラリア原産で十字形の白花を付けるセリ科の植物「ザンソシア・ロツンディフォリア」を指すことが多く、この花は学名通り「クロウエア」と呼ばれる。クロウエアの名前は英国の医師・植物学者のジェームズ・クロウ(1750~1807)に因む。

 サザンクロスでよく栽培されるのはサリグナ種とエクサラータ種、それにこれら2種の交雑種。サリグナ種は花弁が肉厚で、葉の幅がエクサラータ種に比べ広い。交配で生まれた園芸品種には花が大きい「ポーリンダ・エクスタシー」、矮性で純白の花を付ける「ホワイトスター」、葉に黄色い覆輪が入る「フイリーナ」などがある。このうちフイリーナは秋になると葉が真っ赤に紅葉するのも特徴で、新潟県胎内市の園芸家井上堅太さんが品種改良に取り組み2009年に東京で開かれた園芸展に初出品された。


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