CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【映画】ウルフ オブ ウォールストリート

2019-08-02 21:32:16 | ドラマ映画テレビ感想
また、3時間もかかる映画を見てしまった
面白いと聞いてはいたけども
長すぎるだろうと、映画館もパスしてしまっていた作品ですが、
見る機会に恵まれたので、じっと見終えたのでありました
いや、凄い面白かった、確かに映画館で見る必要はなかったけども、
大作というか、豪華な作品だったと
堪能したのでありました

ウォール街で詐欺すれすれというか、詐欺そのものを働いて、
女と薬物をすき放題にやり散らかして生きている
たたき上げの男の物語でありました
頭のいい、育ちの悪い男が、
その度胸と、頭脳と、危険さを駆使して成り上がっていき、
そして、そのままに本能を振り回して生きていく
そういう感じで、最終的に転落したと思ったら、
そうでもないオチで終わるという
一代記でありました

ここまで露骨にエロが入ってくる映画は
初めて見たかもしれんという感じで、
もっとも、エロシーンといっても下品な感じなので
半ばギャグといった消費のされ方をするし、
そういう時代が、日本のバブルにも似た何かが、
当時のウォール街にはあったのかもしれないと
思わされた内容でありました
すかしたエリート野郎どもが、そんな破天荒をしているのではなく、
育ちが悪い男が成り上がってやっているというところがステキに見える
これは、アメリカとか関係なく、
人類共通の夢めいたものなのかもと
それをやってのけた男を見ることができたのでした
まぁ、よく考えてみると、酷いことこの上ないんだけどもな

序盤では、貧乏人相手に、せせこましい詐欺を重ねていたのだけども、
それを体系立てて、金持ち相手にふっかけてみて見事に成功するという
このあたりは、あまりにもあっさり見せすぎているから
ギャグにしか見えないんだが、相当に凄かったんだろう
確か、モチーフになった人物がいたと聞いたので
そういうものがあったんだろうなと
思わされたりしたのでありました
ノリというか、ジャンルというか、方向性みたいなものは
バリーシールと近い感じなんだけども、
あれよりは、ちょっと高級というか、金融という一種のステータスめいた場所での戦いであるというのが
面白い要因でもあったように感じたのでありました

悪をやっていた初期メンバーと、それなりにやってきて、
それなりにバカばっかりでと、色々考えさせられるんだが
本当にもう、夢の物語だなと思い知らされる映画でありました

最終的にはFBIにやられてしまうというわけだが、
そのFBIにしても、捕まえたカタルシスなんて到底なく、
終わってみれば、何も変わらない日常で、
貧乏人たちが集まる地下鉄で移動している自分を見つめるという
この印象的なシーンが、また、素晴らしいなと感激したんだが
映画としては、最後に、「ペンを売る」というテーマをさらっと見せて、
序盤で出てきたその回答と、
最後に出てくる数々の回答との差を主人公がどう理解したか

見ているこちら側は、なんともいえない感慨を覚えるラストシーンで
これまた素晴らしかったと思ったのでありましたとさ
よい映画だった、長いのに面白い映画というのは素晴らしい


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