Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

運動会応援団の指導 2

2008-04-26 02:30:12 | 特別活動
 4月25日,2回目の応援団の指導を行った。
 今回は,赤組は体育館,白組は音楽室と場所を分けて行った。
 今回の練習で応援パターンをある程度確定しなければならない。

 この場合,子供たち主導で行うか,教師主導で行うかという問題がある。
 前回は子供たち主導で行い,いまひとつまとまらなかった感があった。

 今回,白組の指導のチーフは,S先生にお願いしていた。
 S先生の指導で感心したのは,教師主導で行いながらも,子供たち主導と思わせている点である。
 子供たちの意見を吸い上げ,それに肉付けしていくのである。
 
 子供たちの考えてきたエールのパターンは3つであった。しかし,それだけでは弱い。S先生はそれを認めつつも,新しい提案をしていくのである。

 「先生からひとつ提案してもいい?」と聞き,まず教師がやってみる。そして,それを加えるかどうかを子供たちに検討させていくのである。決めたのは子供たちであって,教師ではない。
 そうして練習をしていくのである。

①教師がまずやってみせる。
②子供たちに検討させる。
③子供たちにやらせてみる。
④ほめる。指導する。

 このようなパターンになっているのである。
 よくあるのは,教師が提案し,それをやらせてみるというパターンである。教師も熱くなり,殺伐とした雰囲気になることもある。だが,このパターンでは教師の言いなりになるロボットと同じである。

 今回の指導のポイントは「②子供たちに検討させる」である。決して押し付けではないのである。
 しかも,所々にユーモアを交えた指導により,和やかな雰囲気の中で行われた。

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