定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

夏の終わりに

2012年09月02日 21時42分04秒 | 旅行関係
もう9月であるが、子供にとっては夏休みの最終日。

「こう」が受験生のため、泊りがけの旅行が出来なかった。

せめて、旅行気分を味あわせてやろうと思い、奥道後温泉+夕食バイキングのツアーに連れて行ってやることにした。

午後1時から午後3時までは、県民文化会館(ひめぎんホール)にイベントの客と動員されていたため、その後、一度自宅に戻って(かなり行程的にはロスが多いが・・・)、トゥーランで家族4人、奥道後温泉に向かった。
夏休み最終日のため、駐車場はほぼ満車。

ホテルフロントで奥道後温泉+夕食バイキングのチケットを4人分購入した。
名物ジャングル温泉に向かう前に、今まで殆ど入ったことのないホテル部分を探索した。
横にだだっ広い。経費の関係で管理が十分に行き届いていない感はあるが、石手川対岸の山並みの風景を一望できる大きなガラス窓、広大なロビーに数多く配置されるソファーとテーブル、窓の反対側には、土産物屋と喫茶店。過去に、帝国ホテルや赤プリと同様、全国ホテル協会の会員であった頃の往時を偲ばせる。
余ったスペースを利用して、展示用のガラスケースに1970年代から、現代に至るまで、年度別のテレビヒーローのフィギュアを陳列していた。さすがの猿飛、SF西遊記スタージンガーのオーロラ姫、戦闘メカザブングル、空条承太郎・・・全く統一性の無い陳列にB級嗜好の私は非常に喜んだ。

その後、午後4時30分頃、ジャングル温泉に移動し、入浴。
いつも男性用の風呂は西側だと記憶していたが、時間により交替制としているためか、本日は東側の浴室に入った。
広大なガラス張りの温室のような構造の室内に、ヤシやシダの熱帯植物が生い茂り、その中にいくつもの浴槽が点在している。40年以上前から、この風呂に入るときは、何かワクワクした特別な気持ちになり、一つ一つ浴槽を制覇していくことに喜びを感じてしまう。
また、対岸の緑濃い自然広葉樹林を借景とした露天風呂は野趣十分。一般の温泉ホテルやスーパー銭湯に併設されているコンクリートの隙間から空を仰ぎ見ることが出来るだけの露天ぶろとは雲泥の差。旅慣れた自分でも、これだけの浴槽の整った施設は、他に無いと思っている。

ゆっくり風呂を堪能した後、ホテル内のレストランにおいて、浴衣を着た宿泊客とともにバイキング方式の夕食を楽しみ、午後3時間程度の戯れであったが、結構旅行気分を味わうことができた。

※当該ホテルは、経営不振により、先般民事再生法を適用したとのニュースを耳にした。
上手に宣伝すれば、松山の観光の目玉となる要素を持っていると思うので、早く引き取り手(地元の鉄道会社ぐらいしか思いつかないが・・・)、どのような形であれ、いつまでも存続してほしいと切に願っている。