人と時がそろえば道は自然とひらく

「人生が変わる　空海　魂をゆさぶる言葉」名取芳彦 監修　宮下　真 著  ㈱永岡書店 2019年５月　

　「時至り人叶（ひとかな）いて、道、無窮（むきゅう）に被（こうむ）らしむ。人と時と矛盾なれば、教（きょう）、地に墜（お）つ。」「性霊集（しょうりょうしゅう）」
人材と時代の流れが合致すれば道はひらける「時と人がそろって好機が訪れれば、道は自然とひらけ、教えはきわまりなく広まるものです。人も時もうまくととのわなければ、教えは地に墜ちます」このような空海の言葉を紹介するのは、今こそ、その人材を活かして欲しいと思ったからです。これは趣味のペタンクでの話です。著書では「論語にも「人能（よ）く道を弘（ひろ）む。道、人を弘むるに非ず」（道を弘めるのはひとである。道が人を弘めるのではない）という意味だそうです。