Daily kenblog 5th*

100%ではない戯言。

TOP of VOLVO S80 特別試乗会 裏の顔

2007-12-11 07:11:50 | VOLVO
思ったこと感じたことをストレートに

裏の顔シリーズ、今回は前回エントリー分の
TOP of VOLVO S80 特別試乗会 裏の顔
です

包み隠さずは、内容的に無理もあるので、
ある程度オブラートも使用しつつなエントリーです


最初に結論・・・

招く側・招かれる側、
双方、何も得ることのない時間


何故この時期にこのような試乗会を開催するのか
単純に素人の私が想像するに、

「売れないセダン、何かプロモーションを!」

的な流れで発案された企画で、
限られた予算で最大限のイベントだった気がします
社内的にやることはやった!、尽くす手は尽くした!
というユーザーのためではなく、自分たちのため
この時期の道路工事のようなもんです

多分、会社ではよくあるトップダウン
社員の自発的行為ではなく、
「売れるように何かヤレ!」的に、
やらされ感丸出しのイベント
表向きのみで、中身は・・・
これで販売が伸びたら奇跡ですね


大きな問題は、

1、試乗コースと試乗時間
2、VOLVOスタッフ

まずは、試乗コースと試乗時間

10分程度で走り終わる試乗コース、
クルマの詰まりも多い道路
このコースで何を感じろと


この応募を集う記事には、

「スエェディッシュ・ラグジュアリーをご体感ください」

「至上のドライビングを・・・」

という、ゴージャスな文字が躍っていますが、

ホテルだけがゴージャスだったような気が・・・


あまりに短い試乗コースと試乗時間には、
この場所に呼ばれた意味さえ見失いそうになりました
VOLVOは乗り込んだ瞬間に、そしてアクセルを踏んだ瞬間に、
何かを感じられるクルマではありません
大体VOLVOは、直感的に違いや良さを感じることの
出来るクルマではないですから
じわりじわりと良さを発見・体感するようなクルマで、
時間を要するわけで、前の詰まった渋滞試乗コースでは、
多分、多くの人はだったでしょう

無意味なことに予算を使うぐらいならば、
5組ほどに絞り込んで、箱根1泊・自宅からの往復!
という、しっかりとS80を味わえるプランを組んだ方が、
記事にもなりやすいのに
なにか勘違いな試乗会です。


続いては、VOLVOスタッフ

ホテルでの試乗前のアナウンス・・・

「S80 の V8をご用意しました」

試乗コース図を見せながら、

「この区間でV8を堪能していただけます」

おいおい、S80 がいくらV8でもスポーツカーでも、
それ系に近いマネージメントされたエンジンじゃ
ないでしょ
短い区間でそんなにスピードでますか

案の定、言われた区間でベタ踏みしましたが、
エリカ様のような感想でした
エンジンが悲鳴あげてましたけど、
やっぱりYAMAHAでもボルボ

大丈夫か?VOLVOスタッフ


試乗時は当然のように、
S80の機能に関して聞きたくなります。
助手席にはVOLVOスタッフが同乗していますので、
早速FOUR-Cに関して聞いてみました

Ken 「コンフォートでもかなり突き上げますね」

スタッフ 「そ、そうですね・・・」

Ken 「アドバンスドってどんな感じになるんでしたっけ?」

スタッフ 「わ、私ボルボ関係者ではないので・・・」

Ken 「(お前誰だ)」

あれれれ
オレ、騙されてこの場所にいるのでは
VOLVO主催ではなく、怪しい団体主催で、
終わることには羽毛布団でも買わされるのでは

微かな不安が・・・


ホテルの特設フロアに戻ると、
試乗された方が感想をヒアリングされていました
案の定、私と同じように車内で質問したのに、
回答がもらえず、この場でVOLVOスタッフに
あらためて質問をしている方が。。。

「試乗したクルマはATの何速ですか?」

1人目のVOLVOスタッフの珍回答は、
「専門のスタッフを呼んでまいります」

ミッション専用スタッフがいるの
あ、そうではなくて、しっかりと正確な解答をすることが
大事と考え、上司を呼んだということですね

同じ質問が上司らしきスタッフに投げかけられました

さすが専門スタッフ、自信満々に・・・

「はい、5速です!」

おいおい、大丈夫か
そんな自信満々に言わなくても
もし間違ってたら大変だぞ

・・・って、思いっきり間違ってますけど

現行のS80はどのグレードも6速ATなのは常識
何故VOLVOジャパン主催の試乗会で、
専門スタッフは知らないのか

でもでも私が今回、
この試乗会で唯一最高に面白かった瞬間

間違いは誰にでもある
でもこのお客様が家に帰り、S80のパンフレットを見て、
あれれ???となれば、
不信感MAXでしょうね

やっぱり羽毛布団買わされちゃうの
さすがに不安になったので直ぐに会場をでました

ありえませんが、
セールス担当は不在だったのかもしれません

実は全てにおいて手際がよろしくなく、
無理に高級感を出そうと頑張っているのですが、
歩き方までギクシャクしてて・・・
どこぞのブランドの試乗会の真似をしたようですが
VOLVOはそんなプレミアブランドではないはずです。
肩肘張らないのがステキなところなのに
VOLVOは自然体が一番いいのに。



プロモーションスタッフが一部で、
その他は、殆どが人材派遣だったということは
絶対にないと思いますが・・・

ブランド力や時代の流れもありますが、
S80がどれだけ良いクルマであっても、
売れるか売れないかは、他人のさじ加減
作り手だけではどうしようもないできない無念を
感じる今日このごろ