大文字屋の憲ちゃん (当面は 石巻 地震) 

RIP 親父 けんちゃん 石巻 地震

結果報告 ―20140712 第1回中野近辺でトッショロと美味しい日本酒を飲む会

2014-07-31 13:57:50 | 日記

直前の告知にも関わらず当日は総勢4名の参加にて挙行された単なる呑兵衛の会。参加者はトッシュロ、毛塚くん(飲めません)、岡くん(2軒目から)、私でした。17時30分という飲み屋さんの開店時刻直前に、不審中年男性連はJR中野駅南口に集まったのであります。

はじめのお店は「青二才」。そういえば最近中央線沿線で話題となっている日本酒の人気店である(本店は阿佐ヶ谷だったかな)。相変わらず駅のそばにある丸井の脇の坂道を上がる途中、駅から徒歩1,2分の場所、かつて10年ほど中野に住んでいた私は「ラーメン・カレーのタブチがまだある」などと道々感慨に浸りながらお店に向かったのである。

店内は居酒屋というよりこじゃれたビストロ風、19時以降は予約で満席ということで、やはり人気店のようである。とりあえずのビールの後、日本酒を頼む前にトッシュロから渡されたのが上の写真である。

正確に言えば、すっかり古くなって色褪せ、セピアではななくピンク色と化したカラー写真を、トッシュロが現代科学技術の力によって復元してくれたのである。

後頭部をガーンと打たれたような衝撃を受けながら写真に見入ると、写っているのは私とボデヒとウツノミヤトオルくんである。(トッシュロは「スポダマ、スポダマ」と呪文のように唱えていた。語源はわかりません。)

場所が分からずトッシュロに尋ねると、皇居ではないかという。たしかに制服を着ているところからすると、中学の遠足か修学旅行なのだが、私の中では中学校と小学校の修学旅行の記憶がほとんど残っておらず(あれほど楽しかった時代であったにもかかわらず)、どっちがどっちか曖昧模糊としているのである。中学の修学旅行では、日光に行ったことは何とか記憶で辿れる(日光東照宮の「見ざる言わざる聞かざる」を写真に撮った記憶が明確にある)のだが、東京に行って皇居に行ったことはおろか、上野動物園に行ってパンダ舎の前を通ったことや東京タワーに登ったことなど、全く記憶から消し飛んでいたのである。(これらはトッシュロと毛塚くんからこの日初めて?聞きました。)

私の記憶に残っている中学の修学旅行は、東京かどこか分からないが木造の旅館でかなりボロな布団で寝たというぐらいであろうか。そもそも中学の修学旅行で東京に行ったこと自体記憶から消えていた。

トッシュロと毛塚くんの話では、石中の体育館で電車に乗る練習をしたとのことで、これは東北本線の「ひばり」や「はつかり」に乗る際に仙台駅での停車時間が30秒しかないからということらしいが、そう言われるとやったような気がしないでもないが、よくそんなことやってたなぁと、ちょっとおかしくなるのであった。

(因みに小学校の修学旅行は福島に、蒸気機関車をチャーターして乗っていったと記憶しているが、そのあたり覚えている方がいらっしゃったらお知らせ下さい。)

いきなり修学旅行の写真で興奮し、すっかり日本酒を注文するのを忘れていた。お品書きを見ると、私が知っているお酒の名前がほとんどない。トッシュロの話では石巻の「日高見」が飲める店とのことだったが、常時お酒の種類を入れ替えているらしく、この店の研究熱心さがうかがえる。一杯目として私は純米無濾過生且つ東北のお酒といういことで「七口万(ななろまん) 無濾過生」(福島 花泉酒造)、トッシュロは「而今 純米吟醸 千本錦」(三重、木屋正酒造)を選択。

こういう飲み会では各自が頼んだものを回し飲みしていろいろな種類を楽しむのが醍醐味なので早速みんなで賞味。実は自分が頼んだ七ロ万については明確な記憶がないのですが、而今の冴え冴えした味わいにはかなり驚きました。透明感があるのですが、酸味や甘味が強調されず、やや穏やかな辛味と苦味が感じられ、ガラス質といいますか、水晶を液体にしたらかくあるやと言いたくなるような、鋭利さといいますか、とんがったところのある独特な味わいでした。これは千本錦という米の特性によるのかもしれませんが、いずれにしても、ワイン的なきれいさとは別種の、これまでにない吟醸酒の味わいを感じさせられました。

これとは別ですが、加賀の鳶さん(石川)が金紋錦という酒米で作っているお酒にも、ワイン的なきれいさとは別種の独特な味わいがあります。

(七ロ万もけっこう個性的な良い味だったのですが、私のバッド・メモリーのため、詳述できずすみません。)

その後話題は石巻に関する思い出話が中心だったが、近所に住んでいるのに意外に知らないままでいた人の話、トッシュロの自宅がカナモリたちのバンドの練習場になったはいいが、あまりに勝手に人が出入りするのにお父様がキレて、カナモリくんの家の倉庫かなにかで練習することになった話、そしてその練習を見て毛塚くんが「うーん○▲×&?」とコメントした話、最近私のツイッターに中央三丁目の志んきね菓子店さんの方でニイツマT子さんからコンタクトがあった話、自由学園に行った小松くんの話、等々を話しているうちに時間は19時となり、2軒目へ向かうのでした。

中野駅は南口から北口サンモール東寄りの飲み屋さん街。岡君とは絶対入れないサントリー系ブリックや、陸蒸気の健在を確認しつつ、入った店は「常笑」。(「ときわらい」と読むようです。)古民家風の見た目何てことのない飲み屋さんですが、日本酒メニューがマニアック。ここも私が見たことのない銘柄満載である。

ここでは

・八仙(青森)…爽やかに酸の効いたお酒。
・タクシードライバー(岩手)…蜂蜜のような甘さとオイリーな滑らかさが個性的。
・獺祭(2割3分磨き、山口)…個人的には新しい日本酒の美味の発見。
・奈良萬(福島)…微発泡した爽やかでキュートな味わい。

などを皆で堪能。

このお店では一杯を5勺、8勺で提供したり(これは「青二才」もそうだった)、かなり広い価格帯での飲み放題があったりと、日本酒好きには堪らないお店ですね。2階の座敷は落ち着いていて、これもポインント高いです。2軒合計で一人7000円程度だったと思いますから、リーズナブル(かなり)だったと思います。

(獺祭については一杯6000円の「その先」というのがあり、飲むかどうか悩みましたが、口開けでないこと、スペック表示がないことから今回は見送りました。)

2軒目からゴルフ帰りの岡君も合流し、楽しい時を過ごしました。

中野駅前は、キリン本社ビルや大学キャンパス(警察学校跡)などで新しい顔も増えたようですが、サンモール、ブロードウェイ、サンプラザ、丸井、狸小路等々、昔からのものもしっかり残っているなあというのが感想ですね。

今回の両店をはじめ、また機会があれば中野日本酒探訪してみたいと思います。

20140712 第1回中野近辺でトッショロと美味しい日本酒を飲む会

付記1
タクシドライバーさんにはこういう背景があったようです。→<東日本大震災・被災企業リポート>被災地の日本酒「タクシードライバー」で話題の喜久盛酒造

付記2
中野南口の丸井の並びにあるつけそば「大勝軒」はお奨めの店。スペシャルつけ麺は麺がモチモチ、やや酸味の効いた醤油スープ、しっかりした味の具材と三拍子揃う。食べ終わった後に丼をカウンターに差し出すとツユにスープを足してくれる。これを飲むのが旨い。南池袋の大勝軒の大将が修行時代につけ麺を考案したお店だが、私はつけ麺で美味しいと思ったのはここぐらいである。ただし3年ほど前に行った時にバイトの子の態度がよくなかった。やはり店員さんには緊張感もって仕事してほしいですね。

付記3
同じ曲でもPV(プロモーション・ビデオ)の内容によってまったく違ったイメージを受けることがあります。現代においてはPVも作品の一部なのでしょう。

Coldplay - A Sky Full Of Stars (Official audio)

Coldplay - A Sky Full Of Stars (Official video)

付記4 今年の石巻川開き祭りは7月31日と8月1日。明日行ってきます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第1回新宿辺りで坂本くんと... | トップ | 結果報告 鈴木くんが送って... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事