大文字屋の憲ちゃん (当面は 石巻 地震) 

RIP 親父 けんちゃん 石巻 地震

20170925 石巻日日こども新聞と坂本くん

2017-09-25 17:26:43 | 日記

↑ 著作権に配慮し小さいサイズで掲載しております。

 

先日石巻の知人から「石巻日日こども新聞」なるものをいただいた。

鰐陵(石巻高校)同窓の坂本くんが掲載されていることを知らせてくださったものと思う。

記事は「校長先生に聞く震災の経験 忘れてはならない3・11」というもの。坂本くんは今年四月に柴田小学校に校長として赴任してきたばかり。柴田町は内陸で津波被害はなかったそうだが、これまで石巻市の教育委員会、南三陸町の戸倉小学校、東松島市の大曲小学校と震災の被害が大きかった地域を任地としてきた坂本校長に震災の経験と思い、災害への心構えなどについて語ってもらう記事となっている。

震災時のことも具体的に書かれていて、当時坂本くんと東京で落ち合ったことを思い出したが、記事の終わりで「時間がたつにつれて忘れてしまう。震災直後に気をつけていたこともしなくなってしまう。」とは多くの人が同感するところであろう。

自然災害を恐れて委縮した生活をするのは誤りだが、震災を教訓に物心両面で備えをすることは忘れるべきではない。そしてそれが被災した人々だけにあてはまることではないことは勿論である。

新天地での坂本くんの益々のご活躍を期待しております。

*   *   *   *

さて、この「石巻日日こども新聞」ですが、こういうものがあることを正直知りませんでした。今回初めて読ませていただいて、非常にしっかりしたものになっていることに驚きを覚えました。

小学生・中学生が記者となり、記事を書いているわけですが、写真、見出し、構成、割り付け、いずれも本格的。話題も地域の身近なものから、ふだん目にすることのない場所への取材など、たいへんバラエティに富んでいる。

私が受け取ったのは2017年(平成29年)9月11日月曜日発行のもので、内容は次の通り。

…1面

「Reborn-Art Festival 石巻が芸術の街に!! 子どもたちが作った「7つの貝殻オブジェのテーブル」」


「少女少年」(こども記者たちの一言雑感)

「私たちも東日本の復興を応援します! 風の子応援プロジェクト(NPO日本希望工程基金)」


…2面

「土はどこからやってくる? まちづくりに欠かせない土木の仕事」(東松島市牛網で取材)

「第7回 Tudo Bem? (トゥド ベン…お元気ですか?) サンパウロで東北写真展{}東北―風土・人・くらし」」(ブラジルのサンパウロの子供さんからのリポート)

「道路の清掃をしました」(鳴瀬川横の県道)

「東日本大震災の記憶を伝える講話 -石巻NEWSee-」

「石巻日日新聞電子版購読」


…3面

 (石巻日日子供商店~リサーチ編3~)

「夏も近づく百八夜 鹿島茶園(石巻市桃生町)/矢部園茶舗」

「農業生産法人株式会社 GAR 山元町からイチゴで世界へ」

「ずんだおはぎでおもてなし インドネシア・アチェからのお客さま」

「連載小説 みらいの金華山 文・絵」

…4面

「校長先生に聞く震災の経験 忘れてはならない3・11」

「新!こども記者魂」

「しんちゃん」(4コマ漫画…こちらは高校生が担当)

「編集後記」

「Reborn-Art Festival× Tプロジェクト」

以上である。

4面にある「石巻日日こども新聞とは」によると、

◆   ◆   ◆   ◆

「石巻日日こども新聞」は、子どもたちの取材活動により、石巻の今を伝える新聞です。石巻日日新聞社の協力により本物の新聞と同じ仕様で制作。東日本大震災から一年後の2012年3月11日創刊。季刊発行継続中。発行部数は3万部。こども読者サポーターの皆様にお届けしています。

◆   ◆   ◆   ◆

とのこと。購読ではなく、こども記者サポーターとして何口か寄付のうえ頒布を受ける形のようだ。申し込みは下記のサイトから可能だ。

石巻日日こども新聞

(サイトでは運営サポートのボランティア募集も合わせて行っている。また目下の発行は3月11日、6月11日、9月11日、12月11日となっている。)

発行元は一般社団法人キッズ・メディア・ステーション(仙台市)、コラボレーション・パートナーに石巻日日新聞、風の子応援プロジェクト(NPO日本希望工程基金)、助成者として「公益財団法人ベネッセこども基金」が名を連ねているが、それ以外にも読者サポーターとして頒布を受けている個人・企業などの関係施設で閲覧可能であろう。

こういう文化的活動が盛んになることを喜ばしく思います。子どもたちが地域やより広い世界へ目を向ける機会になるとともに、地域の多様な人々との交流によって、子どもたちだけでなく、大人たちも、つまりは社会全体が活性化されると思うからです。

今後もこの活動を見守っていきたいと思います。

 

 

付記1

昨日24日、ウチの近所では一日中金木犀の香りが漂っていました。

 

付記2

30日にガンジたちと飲むことになりました。

 

付記3

鰐陵同窓の高橋オサムくんからのメール。千田くんからの連絡で河北新報「<再生に挑む>温泉整備 交流拠点に」という記事で大山くんの近況が伝えられていました。

<再生に挑む>温泉整備 交流拠点に

素晴らしいですね。

 

付記4

最近つぶやいた音楽。 山下達郎のアルバムで最も好きなon the street corner 1のうちRemember Me のみ冒頭に流れるがそれでも貴重な本人コメントつき動画。

山下達郎 渋谷陽一 1986年12月22日

 

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