振りすぎ注意。

ただヘッドフォンが二つ、という、ちょっとマニアックな画でございますが、

・・・結局、買ってしまいました。

日本のレコーディングスタジオの、おそらく９９％に”必ず”ある、ヘッドフォン。

SONYのMDR900ST

僕も昔、持っていて、ボロボロになるまで使っていたのですが、

買い替える時に、みんなが同じというのもな、というのもあったのですが、

「音がよく聴こえすぎる」

という理由で、違うヘッドホンを買ったのでした。

 

当時、ヘッドホンを何台も持つなんてことも出来なかった時代で、

一台買って、それで普段の（夜間の）練習や、音楽やテレビのリスニング用もしてましたので、

この「音が良く聴こえすぎる」ヘッドフォンは、ちょっと耳が疲れるように感じていたのです。

 

そうなんです。音が聴こえすぎるのも、諸刃の剣と申しますか、

細かい音を聴かなければいけないレコーディング作業なら良いのですが、

例えば、これでテレビなんて見た日には・・・・。

余計な音がぜーんぶ聞こえますからね。ニュースとかも、原稿をめくる音やら、アナウンサーのリップノイズなんかがやけにクリアに聴こえてくるので、気になっちゃったりして。

 

そんなわけで、ここしばらくは、色々調べて、やはりモニターヘッドフォンとしてもよく使われている

audio-technicaのATH-SX1a

を使っていたのですが、

 

最近、レコーディングの現場で、MDRを使ってみて、

「あれ、やっぱりMDRってよく聴こえるなあ」

と改めて思いまして、買ってみたのです。

１５年ぶりくらいに（笑）。

 

で、仕事部屋で、

ATXでまず弾いて（いつものピアノ、MP９５００ね。名前が紛らわしいですね（笑））、

それから差し替えてMDRで聴いてみましたら。

 

 

ぜーんぜん、違うのね（笑）。

分かってはいましたが、ほんと、ぜーんぜん違う。

 

マニアックなページですが、こんなサイトもあるのですよ。

 ヘッドホンレビュー > ATH-SX1 

「本来は音楽鑑賞用ではないが、音質・装着感ともに音楽鑑賞に十分堪える。そういう意味ではMDR-CD900STより出来が良い。」

 ヘッドホンレビュー > MDR-CD900ST

「プロのスタジオモニター用として圧倒的なシェアを誇るだけのことはあるが、あくまでモニター用で音楽鑑賞にはあまり向かない。」

ね、ざっくりこんな感じなのです。

 

でも、MDRは、細かいアラさがしには、やっぱり向いていました。

でも、やっぱりこれで、テレビなんかは見たくないですが（たぶん１０分で疲れます。）

 

あと、MDRを使わなくなった理由の一つ。

 

頭をガンガン振ると、ずれる、落ちる。

 

というのがありました。

なので、昔、レコーディングスタジオでは、この上から、タオルで鉢巻きにして、レコーディングしたこともあります。

 

・・・レコーディングでそんなに頭ガシガシ振るなよ、って話もありますが。

でも、ノッてきたら、仕方ないですよね（笑）。

 

明日も、レコーディングです。

頑張ります。

頭、振りつつねー。

 

 

・・・と、震災から４年。

まだまだ、４年ですね。

できること、やれること、こんな生活をしておりますと、そんなに多くないのですが、気持ちは、ずっと忘れずに。

頑張っていきましょう。

 

ではー。