ロック・オルガンの祖と言えば、やはりジョン・ロード。
ジョンロードの後任として、あのディープパープルのキーボーディストを務めているのが、元コロシアムⅡ、レインボー(SpotlightKidなどは高校生の頃コピーしましたものね)、オジー・オズボーンやゲイリームーアなどのバンドなどでの活動でも有名なドン・エイリー。
1988年のソロアルバム「K2」にはVOWWOWの人見元基さんも参加されたりもしておりまして、僕も大好きなキーボーディストでもあります。
Death Zone/Whiteout (feat. Genki Hitomi)
数年前、ドンエイリーが、パープルでの自分セットを紹介する動画がありまして、その中で、T.C.electronicのNOVA DELAYを紹介しているのを見つけまして、
Gear Run: Don Airey / Deep Purplee
「ディレイといえばSDE-2000」という、長年抜け出せない固定観念(笑)からたまには冒険をしてみようかと、こちらを購入してみたのです。
まあ、ドン・エイリーが使っているなら、少なくとも、僕の好みから大きく外れることはあるまいとも思いましたしね。
そして、2022年のB’zさんのHighwayXツアー、そして同年の安全地帯さんの40周年コンサートで、デビューさせたのですが、
・・・やはりこれは、Moogとの相性は、僕の中では違うものでした。
ドンエイリーが動画で弾いているMoogはVoyagerの Anniversary Edition。
モーグ博士がご存命の頃のマシンですので、Moogファンにも人気があるマシンではあると思いますが、
やはりヴィンテージのMinimoogとは違うのですよね。
・・・どうにも、正確すぎるのです(笑)。
そして、NOVA DELAYも、大変に正確な印象。
やはりいずれも、「デジタル」のカテゴリーの音がするのです。
もう、単純に好みの問題ですけれども(笑)。
ということで、NOVA DELAYは、モーグではない楽器の為のエフェクターとして、SDE-2000と共にセットで、セットアップすることにしたのでした。
やはりMoogにはSDE-2000が合うのです(しつこいですが(笑))。
このディレイタイムの777は、ローディさんとお話をして単なるラッキーセブンで縁起がよさそうだから、でございます。
実際、普段の420msecのディレイタイム設定も固定ですが、
さらに、このくらいのタイムの超ロングディレイになりますと、これまた曲のテンポに大してどうの、というよりも、聴感上の広がりの心地よさで決定して良いと思うのですよね。
なんなら、縁起物で決めてしまっても(笑)、というわけでございます。
下のNanoVerbは、5台のうち2台ですが(笑)、これもブースター的にも使える為、TAYCHILLでは普段は直列にしているのですが、ここではセンド/リターンでセットしている状態です。
すでに、SDE-2000を二台直列にしていますので(笑)。
また一応、トラブル対応という意味でも、センド/リターンの方が、万が一、音が出なくなるリスクは避けられますものね。
ではー。