ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




全ての行程を終え、旭川を飛び立ちました。

眼下には、広い広い北海道の、・・・勿論、そのわずかな部分しか見えませんが、

それでも、広いのが想像できるような景色。

 

クルマやバイクで走ると、なおさら実感できますよね。

ツーリングの人気も高い北海道ですが、ついつい広く気持ちのよい道路で速度を出しすぎるせいか、

死亡事故の割合がとても高いのも北海道なんですよね。

また、やはりその真っ直ぐで速度の出やすい道の特徴から、

欧米型事故といわれる正面衝突や単独事故による死者が多いのが特徴なのだそうです。

ごみごみした東京などと比べて、道が広いのは走りやすそうで羨ましいですが、こういう面もあるとはです。

どうか、お気をつけてー

 

東北の沿岸部です。

 

海岸線は、・・・土色が多く目立つようでした。

 

この海沿いの景色を空から見せていただいての、

正直な感想としましては、

 

海はとてつもなく広くて、物凄い水量があって、

海岸線は、その海と、ほとんどまったく、高さが変らないということ。

現場に行けば、数メートルとか、場所によっては数十メートルとかの段差になっているのかもしれませんが、

 

これだけ平たく見えると、

「これでは、海で大きな波が起きれば、これは水は入ってきてしまうよな」

と思いました。

 

掘り下げ形の、学校のプールのようなものがあってたとして、

それには排水溝が一切無いとして、

そこにギリギリ一杯まで、もう表面張力くらいまで水を入れてあって、

そのプールの中で、強い力が働いて、ひとたび大きな波が起こってしまえば、

この水をプールから溢れさせないことは、難しいと思います。

なんとなく、そんなイメージが浮かんだくらい、海と、沿岸部の平地は、平たく、繋がって見えました。

 

 

でも、その海が眼前にあればこその、海の恵みあってこその、その土地の生活があるのですよね。

 

コの字型の形から、福島県相馬湾付近だと思われます。

この先も、ずっと海岸線にそって飛んでおりましたので、おそらく、第一原発と思える建物も、肉眼で見えました。

 

空から見ると、大して巨大でもない、見るだけなら、何も恐ろしくも無い、

普通の小さな建物でした。

 

でも、あの建物から、とんでもないものが日本中にばら撒かれ続けているのだ、と思うと、

何とも、口惜しい気持ちになりました。

 

西日本でもセシウム検出 文科省、汚染地図作製へ

 

http://www.asahi.com/national/gallery_e/view_photo.html?national-pg/1126/TKY201111250737.jpg

うーむ。

 

わずかですが、沖縄でまで検出されているんですね。

ちなみに、福島、宮城は未測定だそうです。

 

 

空から見る分には、豆粒ほどにみえましたので、

上からスッポリと、何か台所で使うボールのようなものでも被せてしまいたい気持ちになりましたが、

そんなに小さくもなく、簡単でもないのですよね。

ウルトラマンでもいてくれたらなあ・・・という。

でも、スペシウム光線は使えないですねえ。

 

ドラえもんのスモールライトが欲しいかな。

本当の豆粒ほどにして、えいっ、と。

 

まあ、そうも行きませんよねえ。

 

阿武隈川から海へ1日500億ベクレル 放射性セシウム

「福島県中央部を流れる阿武隈川から海に流れ出る放射性セシウムの量が1日あたり約500億ベクレルにのぼることが京都大、筑波大、気象研究所などの合同調査で分かった。」

昨年11月25日の記事です。

あ、僕の誕生日ですね。直接は、関係ないですけれども、苦い話です。

 

東京は東京で、工場が凄い密度です。

煙もモクモク。

昔、これにやられて、僕は小児喘息になりました。

地方から帰って来るとよくわかりますが、東京の空は、いつもどんよりと濁っています。

 

それでも、ここが、わが故郷。

ここで生まれて、ここで育ちました。

 

いいのか、わるいのか、

一括できる話ではありませんけれどもー。

でも、好きですよ、東京。

 

大切なものが沢山ありますし、

美味しいものだって、それなりにありますし(笑)。

 

ではー。



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