ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




昨日、帰ると、資料が届いておりました。


「お!来てるね。おっしゃー、譜面おこしするぞー。」

ということで、昨日はブログの更新などと平行しまして、カキカキ作業にいそしんでおりました


勿論、音源と一緒に、コード譜も送っていただいていたのですが、やっぱり譜面は自分で一度書くと、曲の進行や構成などがちゃんと把握できますし、コード進行のポイントなども見逃さなくなるので、譜面が存在していようと、していまいと、僕にとってこの作業は欠かせないんですよね。

なので、今まで演奏した曲、ほぼ全ての自作譜面、ちゃんととってあるんですよ。勿論、アマチュアの頃のもね。なんか、その頃のっていい加減で(音楽的にも相当いい加減でから(笑))、全然ちゃんとしてないんですけどね(笑)。でも、見返すと懐かしかったりもします。部分的には今よりもちゃんと書いてあったりすることもあってね。音符とか、今はよっぽどのポイントしか書きませんが、昔はコードの積み(和音などの音の弾き方)まで、しっかり書いてあったりもして



あ、話を戻しますが、実は近々、またあのロケンローな大先輩たちと、レコーディングでご一緒することになっているのです。

そう、かつてZIGGYTHE STREET SLIDERS、デビルス&シルバードッグス、泉谷しげるバンドなどで大活躍されていたロックンロール・ミュージシャンたちで結成されたあのバンドTHE PRODIGAL SONS(以下、プロディ)の皆様です。

そして、今日はそのレコーディングの為のバンドの最終リハーサルがありました。そして、僕も今日はちょうどこちらに戻ってきているということで、一日だけですが、参加してきたのです。

前回はレコーディングだけの参加だったので、レコーディング・リハには初参加だったのですが、いやー、めちゃめちゃ楽しかったです


曲を作ったり、仕上げていく作業は、アーティスト、バンドによって本当に様々なんですが、プロディさんの作り方は、まさに“バンド合議制”でした。ギターの松尾さんの作った曲にボーカルの森重さんの詞が乗り、サウンドも松尾さん主導で構築されていっているのですが、そこかしこでギターのJIMMYさん、ベースのJAMESさん、ドラムの大島さん、勿論森重さん、松尾さんからも色んなアイデアや意見がどんどん出て、何度も何度も同じ箇所を確認したり、流れの中のたった一音に拘って「いや、こっちの方がいいよ」「なるほど、じゃ、もう一回やってみよう」などと、メンバー全員が納得するまでみっちりと練られていっておりました。

かつて、僕もバンドでデビューして活動してましたし、やはりZIGGYさんのサポートとしてメンバーさんと一緒にスタジオで一から曲作りに参加しましたが(アルバム「WHAT NEWS!?」)、思えば、あれ以来、長らくこういった“バンドのレコーディング・リハーサル”から遠ざかっておりましたので、とっても新鮮でした

僕の頃を思い出しますと、時には意見がぶつかってしまって、「えー、そうかなー・・・違うとおもうけどなー」とか悩んじゃったり、作業が止まっちゃったり、時にはどうしても納得が行かずに、むくれちゃうようなことがあったり。、まあ、ケンカとまでは行きませんが、“熱く”なってしまったりしたこともありました。

でも、ひとえに、「自分たちの音楽を、よりいいもの、カッコいいものにしたい」という思いは一致しているわけで、それゆえ前向きな衝突とは言えるのですが、・・・色んなことがあったなあ(笑)。

今日もそんな心地よい緊張感のある中(皆さん、とっても仲がよいのですが、こと音楽のこととなれば真剣ですし、妥協がないのですよね)、僕も精一杯、皆さんの期待に応えられるように演奏してきましたよ。


なにせ昨日の今日でしたから、下準備は最低限しかできなかったのですが、それでもメンバーさんから「いいねー!ケン、バッチリ!」と言って頂けたりもして、とっても楽しく音楽することができました

・・・で、レコーディングは、もしかしたら最短で、明日から始まる次の安全地帯さんの旅が終わって、こちらに戻った翌日からになるかもしれません(もう、メンバーさんはまもなく録音にはいられますので)。旅中、空いた時間にはしっかり今日の録音を聴きながら、イメージトレーニングしとかなきゃですね。楽しみだなー、レコーディング


・・・あ、と言っても、空いた時間全部という意味ではありませんですよ(笑)。きっと、物凄くくつろいじゃったりもしちゃいます(笑)。まあ、アセらず、サボらず、しっかり備えて、・・・程ほどに鋭気を養いつつ、とかなんとか(←鋭気を養う=・・・?(笑))。


さて、明日から安全ツアー中最長の16泊17日の旅が始まります。僕の今までの音楽生活の中でも、これは多分最長の部類に入る長さだと思います。西日本~四国~九州と周って、奈良での野外コンサート。

本当に楽しみです。各地でお会いできる皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

・・・ってか、楽しみましょうねー


安全の旅、ここまでで、全体の半分をちょっと超えましたが、本当に一本一本が素晴らしいものになっていると思います。出来ることなら、全てのコンサートを見て、感じていただきたと思うくらい、それぞれが最高のものになっていると思います。少しずつどこかが違っていて、だからこそ毎回刺激的で、楽しくて、面白くて、・・・泣けて。

安全地帯というバンド、本当にモンスターバンドだと思います。参加させていただいて、心から感謝の気持ちで一杯です。とっても気付きが多くて、決して大げさではなくて、今までの僕の音楽観をグワーっと変えてしまうような、素晴らしい音楽経験をさせていただいていると実感しています


本当に、ものすんごいツアーですよ、これは


というわけで、明日は午前中からの移動、そして兵庫での本番となりますので、北海道の旅の思い出ブログは、また改めてとさせてください(今から書くと、えらいことになるので)。・・・ってことで、西日本の旅を終えてから、もしかしたら、レコーディングなどもあるので、もうちょっと後になってしまうかもしれませんが、いずれ書きますのでー。すみませーん


ではでは、まずは明日の兵庫コンサート、よろしくどうぞー。


・・・さて、少し鋭気を養う・・・としましょうかね(笑)。



ではー。

コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )