ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




小さなサトイモがなんと、これで100円というお値打ち価格

末端価格でこんなに安くて、大丈夫なんだろうか、と思うくらいですが、あれ、もしかしてこれは大きくならなかったのを、こういう風にまとめて売ることにしたのかな、なんて思ってしまいました。

と言いますのも、先日、とあるドキュメンタリーで見たのですが、「日本の野菜や果物の形が整っていることに異常にきっちりしている」ということで、言われてみれば確かにそうで、大根も、ニンジンも、きゅうりも、りんごや梨なんかも、きっちり大きさが揃ってますよね。で、きっちり箱詰めされていたりしていますよね。

本当はもっと曲がっていたりするのもあるだろうに、とは想像してはおりましたが、なんと、

「そんなわけで、全体の4割は、そういう風に曲がっていたり不揃いだという理由で、今まで出荷できなかった」んだそうです

当たり前なんだそうです。自然のものは、そんなにきっちり形や大きさが揃うものじゃないんだそうです。言われてみれば、これもまったく納得

とはいえ、今でもそういう曲がったのとか極端に形の違うものは売り場には並んでいません。作られた方々が自分たちで消費するにしても、4割は多すぎますよね。かなりの量を売ることなく、無駄にしていたんそうです。

日本人はどうしても「きっちり揃っていること」にこだわるらしいです。もともと農業国なのに、そのへんに理解があまりないのかな、って思うと不思議ですよね。たぶん一人一人話してみれば「そうそう、こういう形のいびつなのほどむしろ味がいいんだよ」って分かっていたりされるんでしょうけれども、とにかく、スーパーなどでは扱ってない・・・。値段が付けづらいから?でも、量り売りにしたらいいのに・・・うーむ。

あ、本当にいびつだったり、割れちゃっているような野菜ほど、「こういうのは、むしろ元気が良すぎて、育ちすぎてこうなったんですよ」とのことでした。つまり、それだけ生き物としてのパワーがあるってことなんだそうです

今では、無駄になっていた野菜たちも、カット野菜として形が分からないように最初から刻まれて売られていたり、スーパーのお惣菜コーナーなどに需要があって、出荷されはじめているらしいです

4割だなんて。

もったいないゾンビがでますよね

 

ちいさなサトイモ、蒸し器で5分ほど蒸して、ツルリと皮を剥いてね、塩だけ、お醤油だけでと、あと塩辛を乗せて頂きました。

 

・・・絶品でしたよ

 

ではー。



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