Kanazawa Jazz days

引っ越しました:
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Jim Hall: Jazz Guitar (1957) 古がモノラル盤を聴きたくなった

2016年02月15日 | youtube

 先週は恐ろしく多忙で、疲れ切ってしまった。体の芯のようなものが折れかけていたので、週末は静かに本を読んで過ごした。

 週明けに、まだ少し残しているので、もう少しのんびりしている。cowryの珈琲をいれて、美味しい食パンを焼いて、野菜と頂き物の兎のテリーヌで食べ、降り続ける雪の景色を眺めている。暖かで、柔らかい光景。雪が降らないと、北陸の冬は暗くなりすぎてしまう。

 かなり復活してきた。

  そんな柔らかな気持ちでいたい朝だったので、古いモノラル盤が聴きたくなった。太く、そして柔らかで、奏者達が眼前に浮かぶ。最近の録音では感じられない近しさ。装置に灯をともしてから、時間を経るほど柔らかくなる。止めがたい。

 気をそらしているときは、さりげないBGMとなり、気持ちを向けると迫ってくる、そんな案配もとてもいい。

 ジム・ホールは2003年頃にヴレッジ・ヴァンガードで聴いた。高齢で、寝ているような雰囲気だったが、そろそろ繰り出す音の心地よさ、は凄かったことを思い出した。このアルバムから連続線の先にあって、まったくの断絶がないのだけど、あの世に行った前衛ギター奏者(ベイリー、高柳)やイマドキの奏者達を聴いても、彼の連続線の先にきこえるのは何故だろう。同じようなギターでも、ハーブ・エリスやタル・ファアロウらと分けたものは何だろうか。

 少し、不思議な気持ちになって、優しく、時として厳しい微係数のような軌跡を辿る彼の音を聴いている。

 

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Jim Hall: Jazz Guitar (1957, Pacific Jazz)
A1. Stompin' At The Savoy (Goodman, Webb, Sampson) 4:35
A2. Things Ain't What They Used To Be (Ellington) 5:44
A3. This Is Always (Warren, Gordon) 2:46
A4. Thanks For The Memory (Robin, Rainger) 5:12
A5. Tangerine (Mercer, Schertzinger) 4:25
B1. Stella By Starlight (Washington, Young) 4:54
B2. 9:20 Special (Warren, Engvick) 5:41
B3. Deep In A Dream (De-Lange, Van Huesen) 4:32
B4. Look For The Silver Lining (DeSylva, Kern) 5:01
B5. Seven Come Eleven (Goodman, Christian) 4:25
Jim Hall(g), Carl Perkins(p), Red Mitchell(b)
Liner Notes: Jimmy Giuffre
Painting: John Altoon
Photograph [Front Cover]: William Claxton
Producer: Richard Bock
Released:1957