映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

大映宣伝部・番外編の番外 (87) 中田康子さん、その2

2015年10月26日 | 日記

 

   

   

 

    宝塚歌劇出身の人には、独特の雰囲気というかオーラがあります。中田康子さん

    もとても魅力的な女優さんだと思います。

    一方、永田雅一社長はその図抜けた才覚と実行力は、当時の映画界の麒麟児と

    もいえる男。その二人がたまたま一緒に参加した東南アジア映画祭で、初めて会

    った時はどのように感じたのか、思ったのかは計り知れませんが、立場を乗り越え

    て恋に落ちたのは判るような気がするのです。

 

    永田社長の強い要望で昭和34年(1959)に東宝から大映に迎えられた彼女は、

    真爛漫に30本の大映作品に出演します。その作品系列を見てみると「関の弥たっ

    ぺをはじめとして「アスファルト・ガール」まで、時代劇・現代劇に、加えて怪談物ま

    で縦横無尽です。それは永田社長の存在があったのは勿論ですが、彼女を

    上く起用して女優陣の柱の一角にしたいと思ったのは事実です。

    作品的には成功とは言えなかったのですが、ブロードウェイのダンス振付師まで

    呼んで製作した、本格的ミュージカル映画「アスファルト・ガール」(1964)は、私の

    好きな一本てはあります。

    こうした表面の一方で、永田社長と中田康子さんの愛は密かに激しく育って行

    たのですが・・・。(次回へ)

 

 

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テレビ放送・後日譚

2015年10月24日 | 日記

 

                                                              

        ↑ 左がTプロデュサー、右が私  ↓Tさんが作りテレビに使用した模型

   

 

    21日にRKBテレビの「豆ごはん」という番組で私のこと、本のことが放送されま

    した。自分から言うのもおこがましいのですが、とても纏まったコーナーで、大映

    を愛した男のお話…という感じが良く出ていたと喜んでいます。福岡以外でどうし

    ても見たいと言われる方は私に相談ください。

 

    この番組が出来たきっかけは、RKBテレビのTプロデュサーが本屋で私の本を

    見つけ、東京事務所に連絡し、私と会う段取りをつけたことから始まったのです。

    Tプロデュサーはとても熱心で誠意があり、しかも若いのに大映のファンだそうで、

    どんな内容にするのかもスムースに進展しました。問題の8㎜フイルムを見つけ

    てきたのも彼であり、まさにお宝映像の掘り出しでした。RKBでは、まだまだ多く

    のフイルムが残っているので整理してくださり、後日CDで頂戴することになってい

    ますが楽しみです。

 

    そしてテレビの反響ですが予想以上にありました。まず私がご無沙汰している友

    人たちからの連絡、もと大映九州支社に居られた方々の多くは故人ですが、その

    ご家族からのご連絡などなど、テレビの影響は大でした。

    本のこともこれでひと段落と思いますので、来月は熊本の映画好きの方々の会に

    出席させていただきますが、「清作の妻」などで好演した紺野ユカさんを同道します。

 

    また来月中旬は台湾に行きます。最初はロシアを予定していたのですが、少々キ

    ナ臭いので急遽行先変更です。10年以上暮らしたことがある台湾で、戦後も10

    回以上行っていますが、考えてみると行ったことがない場所がありますので、今回

    こそ完全にツブしたいと張り切っています。そんな事で、ひと段落した今日は、自宅

    から歩いて約10分の福岡市動植物園でお弁当を食べ、満開のバラ園を見て来ま

    した。

 

 

   

     

 

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映画 「ヴェルサイユの宮廷庭師」

2015年10月23日 | 日記

  

 

    物語の舞台は17世紀。世界一有名な宮殿といわれるベルサイユ宮殿の庭園

    建設家として抜擢された女性庭師と、歴史上の人物の秘められた恋を描いた

    もので、「愛を読むひと」「タイタニック」のケイト・ウィンスレット主演作品です。

    「ハリー・ポッター」シリーズで知られるイギリスの名優アラン・リックマンの監督

    第2作に当りますが、監督自身もルイ14世役で出演もしています。

 

    俳優出身の監督は、演技面での演出は中々いいのですが、全体な構成や状

    況描写が弱いという傾向がありますが、この作品も然りで脚本が弱いままで終

    始しています。申し訳ないけど残念作としか言えません。

 

      

 

 

 

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昨晩のRKBテレビに出演しました。

2015年10月22日 | 日記

  

 

 

    

    昨晩7時から8時54分、RKBテレビの中で私のこと、本のことが放送されました。

    地方では珍しいゴールデン・タイムで「豆ごはん」という番組です。私のコーナーの

    放送時間は20分弱と結構長く取り上げていただきました。

    私が大映九州支社の宣伝課長時代に行った一風変わった宣伝の話題からはじま

    り、元大映社員(故人)宅から見つかった8㎜フイルム上映が入り、福岡大映オープ

    ン時に舞台で踊った雷蔵さん・山本富士子さんの稽古姿や、勝ちゃん、藤村志保さ

    んなどが登場、永田社長と私が一緒の画面もあります。

    昔の映画に興味をお持ちの方々にとっては、格好の番組だった自負しています。

    画面のあちらこちらに60年前の私も顔を出しますが、このテレビ番組を観ていて、

    今の私も当然出てきて、私も歳をとったなーとつくづく思ったテレビ放映ではありま

    した。RKBテレビでは、まだまだ多くのフイルムが残っているので整理してくださり、

    後日CDで頂戴することになりました。楽しみです。

 

     

 

   

     

     

 

 

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映画 「ジョン・ウィック」

2015年10月21日 | 日記

    

 

   「マトリックス」シリーズのキアヌ・リーブスが主演を務め、黒社会から足を洗った

    元殺し屋が、ロシアンマフィア相手に展開する壮絶な復讐劇を描いたリベンジ・

    アクションです。

    「マトリックス」ほか数々の大作映画でスタントやスタントコーディネーターを手が

    けたチャド・スタエルスキが監督として初メガホンをとり、銃とカンフーを融合させ

    た新銃術「ガンフー」を中心とした独自のアクション世界を展開しています。

 

    50歳代になったキアヌ・リーブスが今までと違った役柄に挑戦だそうで、渋さが

    加わり新しい魅力を見せてくれて、早くもシリーズ化が決まったようです。狭い場

    所での銃撃戦はガン・カンフーと呼ばれ中々迫力があります。復讐のキッカケと

    いうか、小さな出来事が段々膨張して行く様子も、少し破たんはありますが上手

    く描かれていると思います。格好の時間つぶし映画としてお薦めします。

 

 

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