映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「アメリカン・ハッスル」

2014年02月21日 | 日記

   

     1970年代にアメリカで実際に起こった収賄スキャンダル「アブスキャム事件」を
     もとに映画化したもので、詐欺師がFBIに協力し、おとり捜査によって真相を暴
     いた・・・という全世界が驚いたお話です。
     「世界にひとつのプレイブック」や「ザ・ファイター」でアカデミー賞に複数部門で
     ノミネートされたデビッド・O・ラッセル監督の最新作であり、もうすぐ発表される
     アカデミー賞では「ウルフ・オブ・ウォールストリート」などと共に受賞候補と噂さ
     れる作品の一つです。

     物語の舞台は、1979年ラスべガスやマイアミに続くカジノタウンとして開発中だ
     ったニュージャージー州アトランティックシティです。
     天才詐欺師といわれたアーヴィン(クリスチャン・ベイル)とその愛人シドニー(エイ
     ミー・アダムス)は相変わらず犯罪を重ねていましたが、ある日、いつものように
     カモった男から小切手を受け取った瞬間逮捕されてしまいます。

     カモった筈の男リッチー(ブラッドリー・クーパー)は実はFBI捜査官で、犯罪組織
     の同業者名を売れば無罪放免すると持ちかけてきます。
     もともと2人は早目に逃げようと思っていたのですが、アーヴィンが妻ロザリン(ジ
     ェニファー・ローレンス)の連れ子を心配したために取引に応じる破目になるので
     した。
     そして偽のアラブの大富豪をエサにした巧妙なおとり捜査によって、カジノの利
     権に絡んだ汚職政治家たちを逮捕して行こうという作戦ですが・・・。

     このおとり捜査で当時実際に5人の下院議員が有罪判決を受けましたが、捜査
     方法についてこの方法で良かったのかと物議をかもしたそうです。
     それこそ日本人には判りにくい考え方とか環境ですし、喜劇的な要素を加えては
     いますが、少しばかり一生懸命見ないと判りづらい内容ではあります。それでも
     面白いから更に一生懸命見る聞くとなるような作品です。要するに面白いという
     ことです。(ややこしくて済みません)
     デビッド・O・ラッセル監督の演出も冴えていますし、加えて主役4人の演技にも
     堪能出来ます。見ておいたほうがいいですよ。

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楽しかった旅の一コマ (その 32 ) ロンドン 

2014年02月20日 | 日記



     
    
     今さら言うまでもないのですが、イギリスという国名は略称で、正式国名はグ
     レーと・ブリテン及び北部アイルランド連合王国で、ロンドンはテムス河畔に古
     くから発展したイギリスの首都です。

     ロンドンは、屈指の世界都市として、芸術・商業・教育・娯楽・ファッション・金融
     ・メディア・観光・交通といった広範囲にわたる分野において強い影響力がある
     街で、世界で最も来訪者の多い都市であり、単一の都市圏としては世界で最も
     航空旅客数が多いそうです。

     普通ロンドンと言えば一つの市と思いますが、実はロンドン市とウェストミンスタ
     ー市の二つの市が背合わせになっていて、それをロンドンと総称しているのです。
     バッキンガム宮殿、ウェストミンスター寺院や、国会議事堂など王室関係のスポ
     ットが集まるウェストミンスター市と、繁華街が広がるソーホー地区やピカデリー
     などがあるロンドン市が隣接、新旧の文化が交錯するエキサイティングな街と言
     えましょう。

     メイン通りの人の往来は、私が見たニューヨークのそれをはるかに超す賑わいで
     した。私が撮ったスナップでご紹介しますが、バッキンガム宮殿・グリニッジの旧
     王立天文台・大英博物館は満足できるポイントです。

     「バッキンガム宮殿」はエリザベス女王の公式のお住まいで、日本の皇居に当た
     ります。屋上の旗が王家の紋章の時は女王が居られる時、英国国旗の時はご不
     在だそうで、私が行った時は英国国旗でした。

     「グリニッジの旧王立天文台」(周辺とともに世界遺産)には世界標準時を示す24
     時間標示時計や、敷地内に経度0度を示す子午線がはめ込まれいて、写真ポイ
     ントとして人気のようです。
     この高台から見える景色は絶景で、その中には見覚えのあるオリンピックの建物
     などが見えます。

     「大英博物館」は約700万点という世界最大級の収蔵品を持つ世界一有名な博物
     館で、年間700万人を超える見学者が訪れるそうです。
     中でもエジプト・ギリシャ・ローマの収蔵品が充実していて、とても一日では見るこ
     とが出来ないくらいの内容です。しかも入館料金は無料、フラッシュ撮影もOKなの
     が驚きでした。

     ほかに見どころは、要塞→宮殿→造幣所→監獄→処刑場という変わった歴史を持
     つロンドン塔(世界遺産)、タワー・ブリッジ、ウェストミンスター寺院、時計塔ビッグベ
     ンで知られるネオ・ゴシック建築で壮麗な国会議事堂、ロンドンの顔とも言える跳ね
     橋のタワー・ブリッジは今でも動いています。

     ロンドンの何処からでも見えるのが高さ111m、直径34mの巨大ドームを持つルネッ
     サンス様式の大建築物はセント・ポール寺院で、ダイアナ妃の結婚式はここで行な
     われました。
     また、英国王室とゆかりの深いウェストミンスター寺院(世界遺産)は、歴代国王の
     戴冠式が行われた教会で、故ダイアナ妃の国葬もこの教会で行なわれましたし、
     ウイリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式が行なわれたのもここです。

     私の長男は仕事で海外に出ることが多く、彼曰く「もし住むとすればサンフランシス
     コ」とはサーフィン好きな言い分。彼の長男は勉強のため各国でホームスティして
     いますが、「住むのだったらロンドン」と、私の意見と同じことを言っています。

     
            ↑ バッキンガム宮殿前
  
                       ↑ 前面のバルコニーにはよく皇族がお出ましになります。
  
                              ↑ バッキンガム宮殿前の広場
     
                    ↑ ウェストミンスター寺院  
     
                                 ↑ セントポール寺院
     
               
  
                             ↑ グリニッジの丘からの眺めは素敵です   
  
    ↑ グリニッジ旧王立天文台敷地内には緯度0度線が走っています
     

  
    ↑ テムズ河畔でロンドン・アイが見えます  ↑ タワーブリッジ
  
    ↑ ビッグベン                     ↑ ロンドン塔
  
    ↑ テムズ河畔風景                 ↑ 日本大使館
      
           ↑ 大英博物館前で
  

  
     ↑ 有名なロゼッタ・ストーン          ↑ 人面有翼牡牛像の前で
  

  
         ↑ ミイラ室にはガイドさんも一緒に入りたがりません
     
        ↑ 丁度来ていた日本女子軍団?と一緒に
  
         ↑ 中華街とそのすぐ先にある劇場は、今でも「レ・ミゼラブル」上演中です
  

  
   ↑ 左は有名な映画館APOLLOです。右はダイアナ妃が好んだハロッズ・デパートです
        
  
                 ↑ 可愛らしいロンドンのタクシー
  
               ↑ ディナーはこのホテルのレストランで・・・。

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映画 「メイジーの瞳」 & 「ハロー!純一」

2014年02月19日 | 日記

   

     「メイジーの瞳」
     既に2012年の東京国際映画祭コンペティション部門で、「メイジーの知ったこと」
     のタイトルで上映された作品ですが、今回は題名を改めて一般公開されました。
     監督はスコット・マクギーとデビッド・シーゲルの共同監督で、健気な6歳の女の
     子の瞳に映った身勝手な大人たち、愛情と葛藤、家族の形を描いた内容です。

     ロック・ミュージシャンの母(ジュリアン・ムーア)と、美術商の父(スティーヴ・クー
     ガン)の間に生まれた少女がメイジー(オナタ・アプリール)6歳です。
     日頃から喧嘩ばかりの両親は離婚を決め、メイジーはそれぞれの家を行ったり
     来たりしています。
     父はシッターだったマーゴ(ジョアンナ・ヴァンダーハム)と暮らし始め、母は年下
     のバーテンダー、リンカーン(アレクサンダー・スカルスガルド)と結婚。
     メイジーは学校のお迎えを忘れられても、急用で大人たちの間でたらい回しにさ
     れても、じーっと座ってお迎えを待っている少女でしたが・・・。

     原作は「ある貴婦人の肖像」「鳩の翼」などで知られるヘンリー・ジェームズの小
     説ですが、何しろ19世紀に書かれたものであり、シチュエーションに古さが顔を
     出すのが残念で、もっと思い切って現代に脚色すれば良かったのにと思います。
     それでも我々が大映で作っていた「母もの」は、意図して泣かす場面を作りまし
     たが、この作品では無理に泣かせようとする演出が皆無な所が清々しいです。
     出てくる人物も根本的に悪人は居ませんし、少女の表情も演技も暗さが全く無
     いし、色々あってのラストもハッピーを暗示していて後味が悪くない作品です。



   

     「ハロー!純一」
     ご贔屓の一人、満島ひかりが出演しているコメディというので期待して映画館に
     行きました。
     個性的な6人の仲間たちといつも一緒にいる内気な小学生・純一は、優等生の
     前田さんに片思い中です。
     そんなある日、彼らのクラスに巻き髪・ピンヒール・ミニスカという派手な姿で教
     育実習のアンナ先生がやってきます。

     授業中も無駄話ばかりのアンナ先生に振り回されながらも、次第に打ち解けて
     いく子どもたちでした。
     やがて彼らは、お調子者の仲間である倉本の悩みをアンナ先生が知ったことか
     ら、仲間たちとあるイベントを開こうと準備を始めますが・・・。

     アンナ先生役は満島ひかりで、彼女が歌うテーマ曲「愛なしでは息もできない」
     を披露したりの大サービスです。
     彼女は確かに上手い芝居をするのですが、今回は肝心の主役なのにミスキャス
     トというか、彼女が生かされていません。監督は「スマグラー おまえの未来を
     運べ」「鮫肌男と桃尻女」の石井克人監督で、「世界中の子どもたちに映画や映
     画館を好きになってもらいたい。だから子どもたちにプレゼントを贈る気持ちで」と
     述べていて、保護者同伴で小学生は無料で観賞できるそうです。

     でもこの監督は本当にプロなのかと思うくらい、脚本も演出も稚拙きわまりない
     出来で、積極的に子どもを呼び込むだけの価値があるのか疑問です。
     感想だってこれ以上述べにくいし、見ながら怒りたい気持ちを通り越してもの悲
     しくなってしまいました。

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映画 「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

2014年02月18日 | 日記

   

     26歳で証券会社を立ち上げ、年収約49億円を稼ぎ出し、36歳でウォール街か
     ら追放された伝説の男ジョーダン・ベルフォートの実話をもとにした彼の半生を、
     レオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシ監督が5度目のタッグを組んで
     製作した話題作です。

     物語の舞台は’84年のニューヨークです。金もコネも学歴もなく、22歳でウォー
     ル街の投資銀行へ飛び込んだジョーダン(レオナルド・ディカプリオ)は、誰も思
     いつかない斬新な発想と巧みな話術で瞬く間に成り上がって行きます。

     そして26歳にしてビジネスパートナーのドニー(ジョナ・ヒル)とともに証券会社を
     設立し、年収4900万ドルを稼ぐようになった彼は、巧みな営業トークと彼の演出
     により部下たちまでもが法外な収入を得るようになり、常識外れの贅沢三昧の
     日々が続き、苦労時代を共にした妻を捨て、元モデルの金髪美女と再婚するこ
     とになります。

     あらゆる物を手に入れ、「ウォール街のウルフ」と呼ばれるようになったジョーダ
     ンでしたが、彼のハチャメチャな狂乱の日々は長く続かず、行く末には想像を絶
     する破滅が待ち受けていたのです・・・。

     ジョーダン自身による回顧録「ウォール街狂乱日記”狼”と呼ばれた私のヤバす
     ぎる人生」を基にしているだけあって、金・セックス・ドラッグという想像を絶する
     あり得ない話しと思いながら見はじめて、ディカプリオの快演というか熱演と、展
     開の上手さも加わってこれは本当にあった話なんだと認識を変えながら見るに
     至りました。これによりこの映画化は成功したことにな.ると思うのです。

     これだけのやり放題だと、これに反して被害者の描写は一切無いのが不思議
     で、このあたりは少しでも出したらいいのにと思うものの、これだけ徹底すると
     被害は想像がつくものです。
     やり過ぎという声もありますが、驚き呆れながら見るものの面白いし、マーティ
     ン・スコセッシ監督の強烈演出と、ディカプリオの大熱演だけでも腹一杯になる
     作品です。
     とにかく映画ファンとしては、見ておくべき作品としてお薦めします。


  
              ↑ ウォール街に、私も行ってみました・・・。

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大映宣伝部・番外編の番外 (1) 渥美マリさん ①

2014年02月17日 | 日記




       
           ↑ 会場は人・人・人でした。

     「大映宣伝部・番外編/古い写真の思い出」を先週まで書かせていただきました。
     その前にアップした「永田雅一社長のこと」~13回、「大映株式会社宣伝部」を7
     回、続いて「大映株式会社宣伝部番外編」を8回、更に続けて「大映宣伝部・番
     外編/古い写真の思い出」を55回、計83回ですからも自分でもよく書いたものだ
     と驚いています。

     これでオワリにと思っていたのですが、幸いにもブログを見てくださる方々が多く、
     お礼申し上げるとともに、もう少し何とか続けたいとも考えるようになりました。
     そこでその日の掲載写真が多くてボツにしたものとか、その後に出てきたスナッ
     プなどを加えて改めてアップさせていただくことにします。

     掲載者(私)に入ってくるブログの情報を見ますと、どの日にどれだけの閲覧が
     あるのかが判ります。
     驚いたことには最近では、この大映シリーズを見てくださる方が非常に多く、特
     に「渥美マリ」や「本郷功次郎を偲ぶ会」などをはじめ、それぞれ俳優さんを紹
     介したブログの閲覧数字が異常とも思えるくらい多いのです。

     それで、私のところには例えば未アップの「渥美マリ」だと、街のど真ん中で開
     催した水着撮影会や、新聞社のみに開放した水着撮影のものとか、デパート
     での1時間店員、自衛隊慰問のスナップなどが残っているのです。
     他の方のスナップも然りで、一部はアップ済みですが、まだまだ興味を持って
     いただけるものがあるので、それらを利用したいと思います。

     付け加えるならば、「映画が中心のブログです!」には、毎日2,000人くらいの
     方が見てくださっていて、gooブログ全体で約200万ブログある中で、閲覧数順
     位がやっと3千番台に到達しました。何とか1000以内に入り込むつもりで頑張り
     ますので、どうかこれからも宜しくお願いします。

     という訳で、今回は福岡市の中洲にある水上公園で開いた「渥美マリ水着撮影
     会」です。
     昭和43年に公開した「いそぎんちゃく」(1967、監督・弓削太郎、共演・平泉征)で、
     彼女を大々的に売り出そうと企画した街のど真ん中での水着撮影会でしたが、
     とてつもない人が集まって大成功、福博の大きな話題になったイベントでした。
     渥美マリの他のイベントの写真は、また後日お届けいたします。

       

  
                  ↑ 大混雑の撮影会でした。
       
           ↑ 撮影の合い間にひと息・・・。
  
                              ↑ 木の陰にいるのは心配顔の私です。
  
    ↑ とにかく凄い人出でした。右は会場から歩いて1分の大映九州支社。手前は中洲大橋です。

        ↑ ファンとも気軽に記念撮影に応じるマリでした・・・。
        
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