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中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

大映宣伝部・番外編の番外( 89) 市川雷蔵は生きている。

2015年11月09日 | 日記

 

 ↑ 「新・平家物語」の製作成功を祈念して各地史跡で行われたイベント、太宰府天満宮にて

 

    市川雷蔵のファンクラブ「RaiF-Club」(ライフクラブですが、ライは雷にかけてあり

    ます)から、今週末に福岡で拙著「スタアのいた季節/わが青春の大映回顧録」の

    出版お祝い+雷讃ランチの会へご招待を受けました。「雷讃」とは雷蔵さんを褒め

    讃えるという意味で、この会でよく使われる言葉です。

 

    この会は、10年以上前から三輪昌子さんが主宰されている会で、彼女がまだ中学

    生の頃に雷蔵の映画をテレビで見てビリビリと来たのだそうですが、現在は結婚さ

    れアメリカに住みながら、この雷蔵ファンの会を全国的に運営され、年に最低3度

    は帰国して皆さんのお世話をされています。

    帰国して生前に雷蔵と仕事で交わった方々を訪ねて思い出話を聞いたり、またそ

    の方々をオフ会に出席してもらったり、ロケ地めぐり、資料集めなどなど枚挙にい

    とまがないほどの活動を続けられていて、そのバイタリティーには頭が下がる思い

    です。

 

    今回も10日に帰国され、年末に行う各地でのオフ会、上映会、東京での忘年会な

    どなど精力的に開催されて、またアメリカに戻られると聞いています。

    ここまでコアなファンに慕われ愛する対象を持った市川雷蔵は、本当に幸せだと思

    うし、37歳の若さでこの世を去った雷蔵は没後47年を迎えますが、雷蔵は生き続け

    ていると私は断言したいのです。

    今回の福岡での会では、先日放映された私出演のテレビ「豆ごはん」のことや、それ

    らをキッカケに入手することが出来たスナップ写真などを見てもらい、色々お話をさ

    せていただくことで少しでもお返しが出来たらいいなと思っています。

 

              

       ↑雷蔵が好きな一枚と言っていたポート

 

 

 

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6 コメント

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中島様 (タム親父)
2015-11-09 13:02:54
こんにちは。

雷蔵さんがご存命でしたら、壮年になってから大石内蔵助を演じ、老年になってから吉良上野介を演じていたのではないでしょうか。雷蔵さんの大石が島原あたりで遊ぶシーンは、きっと素晴らしかったと思います。雷蔵さんの上野介も、品のある敵役になったのではないでしょうか。やはり不世出の俳優さんでしたね。

ファンクラブの皆様は、雷蔵さんの時代劇と現代劇のうち、どちらがお気に入りでしょうか。私はどちらかというと現代劇派です。「中野学校」「ある殺し屋」のようなシリーズもののほか、なんといっても「炎上」と「ぼんち」が代表作だと思っています。
ひとつ前の「懐かしい写真の数々」、中島様が似ていると言われた高松さんも写っていますね。
私も雷蔵さんのファンです (南茂樹)
2015-11-09 13:35:45
中島様

私も陸軍中野学校シリーズが大好きです。特に第一作はセリフを暗記するほど見ました。その度に発見がありました。

ところで、1つ質問があります。ご著書の中で、雷蔵さんの葬儀に田中角栄氏が参列しておられたとの事ですが、お2人はどんな関係だったのでしょう? 後援会の会長でもなさっていたのでしょうか?
こんにちわ。 (中島けん)
2015-11-09 14:07:04
タム親父さん

皆さんは、一本一本の作品を真剣にご覧になり、それぞれに思い入れをお持ちの様で、
現代劇・時代劇のどちらという感覚はないように見えます。

お立寄り感謝です。 (中島けん)
2015-11-09 14:17:15
南 茂樹さん

南さんが暗記されたセリフをお聞きしたいです。

雷さんの葬儀に田中角栄氏が来られまして、私が受付けて会席までご案内しました。
角栄氏は永田社長と昵懇の間柄でたから、来られるのは当然と思います。
雷蔵とのお付き合いは直接には無かったと思いますが、雷蔵は永田社長の娘として
迎えた女性と結婚していますので・・・。

なるほど。永田さんとの繋がりでしたか。 (南茂樹)
2015-11-09 18:15:15
中島様

なるほど。永田社長さんとの繋がりだったのですね。ようやく納得出来ました。

中野学校については、加藤大介扮する草薙中佐との面接のやり取りが強烈ですよね。

「私は、参謀本部の草薙中佐だ。立派な体をしておる。剣道と柔道、どっちが得意かね」

「剣道です」

「何段だね」

「2段です」

「頭脳も優秀。東京帝大を立派な成績で卒業したらしいが、将来は何になる気だ」

「銀行員か、会社員になる積もりです」

「君のお父さんは警官だったな」

「はい、私が6つの時に病死いたしました」

「お母さん一人の手で育てられた訳か」

「そうであります」

「時に君、女は好きかね」

「嫌いではありません」

「女に惚れたら、直ぐに抱きたくなるか。抱く時は裸になるかね。好きになった女が一緒に死んでくれと言ったらどうする」

「女の事は全て相手次第です」

「もし女が裏切ったらどういう方法で復讐するか」

「その場になってみないと分かりません」

「チモール島はどこにある?」

「この地図にはチモール島が書いてありません」

「地図の下、机の上には何と何があった」

「軍帽、鞄、万年筆、湯飲み茶碗、たばこ」

「たばこは何だ」

「チェリーです」

「マッチ、灰皿」

「灰皿の中には」

「吸い殻が2本ありました」

「よろしい。それでは、幾つかの質問をするからまとめて答えよ。いいかね。一晩にどのぐらいの金が使えるか。キリスト教と仏教の違う点を5つあげよ。共産主義の長所と欠点は何か。今この場で腹が切れるか」

(この、奇妙な参謀本部の中佐と出会ったときから、私の運命は大きく変わり、1週間後、陸軍省に出頭せよとの秘密の命令を受けた。その時、私はふと、丸の内の商事会社に勤める雪子の事を思った)

あぁ、まだ暗唱できるわ(笑)。この映画、学生時代に映画好きの女性と一緒に見に行ったのですが、「昔の人って、セックスする時に裸にならずにしてたのかな?」と明け透けに言われたのでドキッとしたのを覚えております。思えば初心でした。
こんばんわ。 (中島けん)
2015-11-09 21:11:37
南 茂樹さん

凄い記憶力ですね、感心します。
私はこの脚本も何度となく読んでいますが、全く記憶なしでトホホです。


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