今まで2度のアカデミー賞を受賞しているデンゼル・ワシントンが、製作総
指揮を務めてもいる作品です。
今回は世界36ヶ国で指名手配され、命を狙われている元CIAエージェント
を演じていて、伝説のスパイ、凄腕、人の心を操る天才、策士、14の国籍
を使い分ける、腕のいい暗殺者などと噂される男の役で、これまでのデン
ゼル作品の中では最強の悪役だと言われています。
予告編も面白かったので期待して見ました。
CIAを裏切ったとして10年間逃亡を続けていた元工作員トビン・フロスト(デ
ンゼル・ワシントン)が自首し、南アフリカにあるCIAの収容施設に収監され
まが、その直後、謎の傭兵部隊が施設を襲撃し彼を抹殺しようとします。
施設の管理を任されていた新人工作員のマット(ライアン・レイノルズ)は、
トビンを連れて別の収容施設へ避難することになりますが・・・。
監督はダニエル・エスピノーサで、この作品がアメリカで興行的に大ヒット
したため、改めてその存在を認められているそうです。
やはり、デンゼル・ワシントンの演技は存在感があって中々魅力的です。
でも作品全体の出来としては期待がかなり裏切られました。
面白いし興味を持たせるのは導入部分だけで、もう結末が予測されるよう
な展開になり興味ダウンです。
アクションシーンやカーチェイスは迫力がありますが、それも度重なると飽
きてきますし、その騒動は街の中で平和に暮らしている多くの人を巻き込
んで繰り広げるのですから後味は悪くなります。
脚本も悪いのでしょう、物語が全体的に一本調子でメリハリが乏しいので、
最後のドンデン返しが思ったより利かない、平凡なアクション映画で終わっ
てしまうのです。残念。
( 9/10 TOHOシネマズ天神 3日目 10:30の回 19人)
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