映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「スクール・オブ・ナーシング」

2016年03月29日 | 日記

    

 

    熊本県人吉市が物語の舞台で、人吉市を中心に熊本・鹿児島・天草・御所浦でのオール

    ロケにより製作された作品。少子高齢化による医師不足、看護師不足などが叫ばれ、看

    護や介護を取り巻く環境が大きく変化している現代日本社会を背景に、看護の道を志す

    学生たちの葛藤や苦悩、彼らの成長を描いたヒューマンドラマです。

    主人公に抜擢された新人の桐島ココを囲んで、榎木孝明、佐伯日菜子、愛華みれ、吹石

    一恵(友情出演)ら脇をかためています。メガホンをとったのは、数々の作品に助監督とし

    て携わり、本作が監督デビューとなる足立内仁章ですが真面目な作風を買います。

 

    私は九州ロケを全く知らなかったし、劇場に作品が上映されているだけで特別な宣伝も見

    当たらないという状態の中で、フフェイス・ブックで知って先行上映を見ました。

    正直言ってスタートは少々まだるっこいとかナレーションが多いとか、本職と素人さんの演

    技の違いなどを気にしながら見ていたのですが、中盤からラストにかけて、それらの事を忘

    れるくらいの感動で見終わりました。

    看護の問題にも真正面から取り組んでいること、無理やりに泣かせる演出ではなく、さらり

    としているのも気持ちがいいし、スタッフ・キャストの真摯な製作態度に共感です。久しぶり

    に周囲の人たちに薦めたいと思う作品でした。もっと手をつくして製作社も配給会社も劇場

    も広報活動をすべきだし、率直に言うなら題名で随分損をしていると思いますが、皆さんに

    改めてお薦めしたい一本です。

 

 

 

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