拙著「スタアのいた季節/わが青春の大映回顧録」が出版されてかなり時間が経ちま
した。京都撮影所鈴木所長(故人)の奥様をはじめ、大映関係者からのお便りが今でも
続いています。
今日は講談社経由で都内の一読者さんからのお便りを受け取りました。姿美千子を
検索してこのブログに来られ、、本のことを知って購入されたそうです。本で紹介したエ
ピソードやスナップをお気に召してくださったことや、「妻の日の愛のかたみに」の原作
者との経過などを褒めていただきましたし、雷蔵さんの大ファンであるとも書かれてい
ます。
姿美千子・橘和子姉妹のお姉さんをご存知で、暫く一緒にお仕事をされていたそうで
す。当時ご本人にあった結婚話について、中々返事が出来ないことを相談したら、「一
度その機会を逃すと次のめぐり逢いは中々やって来ないものよ・・・」とアドバイスされ、
結婚に踏み切った由。旦那さんと今でも幸せに暮らされているとも書いてありました。
匿名なのでご返事が直接出来ませんので、敢えてこのブログに書かせていただきまし
た。有難うございます、とても嬉しかったです。
もう一人は大映テレビの社長をやっていた、現取締役相談役の安倍道典氏。遅れば
せながら拙著を読んだそうで連絡を貰いました。
彼と私は同年輩で戦後に海外から引き揚げてきた者同士である事、一時は大映労組
で彼は本社の書記長、私は九州の書記長をした時代もあったし、数年前には彼も「昭
和の思い出の記 大映テレビ独立の記録」を出版していることなどが重なって、懐かし
くなり私の連絡先を調べたのだそうです。
彼の本には普通では考えられない当時の大映状況の中で、如何に大映テレビが独立
出来たかが述べられているし、私の知らない部分もあって一晩で読み上げました。
近々彼が福岡に来るか、私が東京に行くかして語り合うことにしていますが、ひょっと
したら私たち二人の冒険話？になるかも知れません・・・。(笑)
