↑ 永田雅一社長 右は今は取り壊された東京スタジアム
大映がプロ球団「大映スターズ」を持っていたんだよと言うと、最近はヘエー
と言う人が増えました。それだけ年月が経ったのですね。
永田社長が映画以外に力を注いだことには「政治」「競馬」「プロ野球」があり
ますが、このあたりについては当ブログで２年前に連載した「永田雅一社長の
こと」に書きましたので重複は避け、私自身がプロ野球にかかわった話を少し
したいと思います。
九州支社へ転勤になり、福岡に引越ししてきた私は、思い切って家を新築す
ることになるまでの約三年間、家人の兄がやっている中央区舞鶴なあった旅
館に厄介になりました。
家人の実家は京都・北九州・福岡で旅館チェーンを経営していて、福岡はもと
福岡市長だった方の家屋を譲り受けて旅館にしたものでした。
この旅館が当時大映スターズの福岡での定宿だったのです。監督は藤本定
義さんで、佐々木信也さんを始めとして楽しい選手が沢山いいましたし、私が
大映社員だということもすぐに伝わり、一緒に遊ぶことも多々ありました。
宿舎には結構ファンが押しかけて来ましたが、枝村選手のところにいつも現
れる色の白い美女が、後の西鉄ライオンズ・豊田選手の奥さんになった人で、
とても驚いた記憶があります。
平和台球場の入場パスは支給されていましたが、私はいつも仲間がいる新
聞社のカメラマン席で見ていました。
会社には、当時の西鉄ライオンズ・川崎監督の奥さんの弟を預かっていたし、
福岡から話題作品の情報を流すとすれば、ライオンズ選手を使うことが手っ取
り早かったので、九州支社の試写室にはライオンズ選手がよく顔を出していま
した。
そんなこんなで当時仲良くなった選手に、島原投手・豊田内野手・小渕内野手
などがいまして、よく麻雀をしたり飲みに行ったものでした。
特に島原投手などは、余程私たちグループとウマが合ったのか、ほとんど毎日
のように会社へ遊びに来ていたし、彼の結婚式に招待されたのも懐かしい思い
出です。
さて一方の大映スターズですが、それから合併したり身売りしたりで、現在の
「ロッテ・マリーンズ」に至っています。
私が大映後にいた玩具会社でお会いした王監督との因縁もあり、「ソフトバン
ク・ホークス」を応援していますが、今では何も関係がない「ロッテ・マリーン」
にも自然に心情的に応援する気持ちが残っているのは不思議です。
↑ 島原投手と私 ↑ 私・島原投手と飯塚出身の松尾親代
↑ 王監督・私・五木ひろし ↑ バレンタイン監督と私
