映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「危険なメソッド」

2012年11月01日 | 日記

   

     「つぐない」などの脚本家クリストファー・ハンプトンの戯曲「ザ・トーキング・キ
     ュア」の映画化で、お話は一寸堅苦しいのではと思うものの、監督はデビッド・
     クローネンバーグだし、俳優も個性的で味のある役者揃いなので興味を持っ
     て見ました。

     これまでフロイトとユングの二人は、精神医学に対する見解の相違で、断絶
     したと伝えられていますが、この映画ではその背景に、一人の女性の存在が
     あったという設定になっています。

     1904年、若き心理学者カール・ユング(マイケル・ファスベンダー)は、ロシア出
     身の総合失調症患者ザビーナ(キーラ・ナイトレイ)の治療を始めますが、特殊
     な症例であったため、ユングの師でり、高名な精神分析医であるジークムント・
     フロイト(ヴィゴ・モーテンセン)にアドバイスを受けることになります。
     そしてユングとザビーナが親密になり、3人の関係に大きな変化が生じて行く
     のでした・・・。

     予想通り二人の男優は上手く渋く見せますが、なんと言っても凄いのはキーラ・
     ナイトレイで、ベットシーンでは惜しげもなく裸体を見せるし、顔面をひん曲げて
     の演技はいささかオーバーアクションと思うくらいの熱演です。
     あくまでベースは史実に基づいているからでしょうか、中々高尚の世界で、凡人
     にはいま一つ判りにくいし、入りにくいオハナシでした。
                       (10/27 TOHOシネマズ天神 初日 9:50の回 15人)

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